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午前3時のルースター 垣根涼介

テンポが良くて読みやすい。ジャンルとしてはハードボイルド?になるらしい。このハードボイルドという言葉は元々は硬いゆでたまごを指すらしい。まあ、私は半熟卵のほうが好みだ。ハードボイルドというとイメージは森山周一郎の声。そしてタバコ、バーボン、やたらに喧嘩に強い。そういったイメージが先行する。この作品はそういうイメージとは少し違うが、主人公の良好代理店の営業マンである長瀬はキザな感じのハードボイルド主人公である。

さて、この旅行代理店の営業長瀬の得意客に1代で成り上がった宝石商のおっさんがいた。彼の孫の要望でベトナムにガイドとしてついていくことになる。孫は慎一郎。この少年が成長すればきっともっと素敵なハードボイルドの主人公に育ちそうな気がする。
ともあれ、彼の目的は4年前にベトナムで謎の失踪をした父親探しである。この宝石商の娘の婿が彼の父親である。すでに一家では死んだものとして扱われているが、慎一郎は生きていると信じている。
そしてベトナムへ。長瀬と彼の旧友源内を伴って現地へ入るが、早々にトラブルに見舞われる。まさに小説である。そして現地のガイドとしてタクシー運転手のビエンとコールガールのメイを雇う。
こういうハードボイルド小説には設定が色々とあるが、出来すぎ、ありえないというツッコミは禁句である。この作品にもありえない展開がいっぱいでまさにハードボイルド小説ならではである。
結局父は見つかり、なんとも言えないエンディングを迎えて、最期にタイトルが出てくる。最後まで格好つけたところがハードボイルド?
残念ながら読後感はなんか中途半端。
どうせありえないと思えるようなハードボイルドを描くならもっと面白い描写があっても良かったのではないか。アクションシーンもあまり迫力がなかったし、少年も変に大人びていて、この小説の中では魅力にかける。数年後を見てみたい気もする。

読みやすい小説なのだが、ぜひとも読んだほうが良いとも思えない。サントリーミステリー大賞の受賞作らしい。




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