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個人主義社会においてサスティナブルな出生率をキープ可能な次世代生産システムは、人工子宮以外にあり得ない

個人主義社会で顕在化された、「結婚したくない」という本音

↑はい。藤田さんの連載記事を読んでいると、それを志向していることはよくわかります。だからこそ今回の記事でも、男女関係の歴史的変化の経緯を多数紹介し参照されている。

けれども私はゲームバランスの調整、難しいと考えています。それにその程度の変革で、人々が恋愛や結婚に回帰するとも思えない。そもそも「恋愛や結婚というゲームをやりたくない」という以前からあった人々の本音個人主義の浸透により許されるようになり、顕在化したのが現在の少子化だと私は考えているからです。


恋愛はともかく結婚は、これまでの社会ではゲームではなく実質的に義務でした。結婚に向いていない者、やりたくない者にまで社会的圧力をかけ無理やりやらせていたのがこれまでの結婚です。労働とまったく同じように。その圧力がなくなった途端に人々が結婚をやめたということは、多くの人々にとって結婚は、元より嫌々やらされていたクソゲーだったということです*1

クソゲーを強制される社会を私は望みません。私は個人主義を愛しています。「社会のためにお国のために」社会の道具として個人をすり潰すあらゆる行為を憎んでいます*2。私はいまの結婚はクソゲーだと考えていますが、ひと昔前の義務だった時代の結婚はもっともっとはるかにクソでした。

個人主義が浸透し、結婚がゲームアニメスポーツ映画と同等の「趣味のひとつ」と化した以上、ゲームアニメスポーツ映画に匹敵する面白さとやり甲斐がなくては誰も見向きもしない。結婚というコンテンツをそこまでの神ゲーにするのは正直無理でしょう。けれどもそうしなくては個人主義のこの社会では、誰も結婚を趣味にしようなどとは思わない。他の趣味に走るだけです。


少子化しても個人はなにも困らない。困るのは社会だけ。

そしてべつに結婚が趣味化したからといって、個人はなにも困りません。困るのは社会です*3。正確には現状ほぼ結婚からしか産まれてこない「子ども」の不足が社会にとって困る。子どもという結果さえ得られるのであれば、社会にとってその手段は別に結婚でなくてもよいのです。

であれば結婚のゲームバランスを改善するよりも、結婚以外の手段で子どもを産み育てる方法を考えるほうが現実的ではないでしょうか。それが個人も社会も幸せなwin-winの方策です。婚外子精子バンクはその試みのひとつですが、将来的本命はやはり人工子宮でしょう。

個人主義時代にサスティナブルな出生率をキープ可能な次世代生産システムは、人工子宮しかあり得ないのだと私は考えています。なぜなら自分が好きなように生きることを許される個人主義社会では、結婚などというクソゲーには誰も見向きもしないからです。

個人主義は成されました。あとは技術と倫理が追いついてくるのを待つばかり。人工子宮が先か、人類が滅びるのが先か。賽はもう、投げられました。個人主義は失敗だったと結論づけられ、人権レベルが中世まで後退するような未来だけは訪れて欲しくないと、個人的には願っています。たとえ人類が滅亡することになったとしても。

ohnosakiko.hatenablog.com


【追記:2025/6/8 13:00】なぜこうした事を、当のリベラルが言わないのか

ここで書いたような個人主義少子化の相関を当のリベラルは否定するけれど、それは欺瞞と私は思います。むしろリベラルこそがこれらを認めた上でなお自由の尊さを説き、社会と個人主義の両立を模索推進するべきではないでしょうか。

自由を愛するリベラルだからこそ、自由の結果生じる「不都合な真実」と向かい合い、それと社会の両立を模索するのがあるべき姿。けれども現在のリベラル陣営は、自由の不都合を認められず無謬を主張するばかりの方が多いように見受けられます。それが昨今、リベラルが信頼を失い続けている大きな理由のひとつなのではないでしょうか。

私は自分をリベラルと自認していますが、「自由の代償としての少子化は仕方ない!対策として人工子宮研究に補助金を!」みたいな事を世のリベラルが率先して言い出さないのはなぜなのか本当に不思議なんですよね。

リベラルは無謬だと信じたいのか、政治的に不利になるからなのか。そんなに、いい子ちゃんでいたいのか。

*1:労働も社会的圧力がなくなれば多くの人々がやらなくなるでしょう。

*2:私のXのbio「労働は悪。滅ぼさねばならない。」はそれを端的に表現した言葉です。

*3:その結果として社会が衰退し長期的に見れば個人も困ることになるでしょうが、それは別の話です。




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