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「聖子ちゃん、さぞやがっくりしてるのだろうな」

老母92の難病認定ナンタラカンタラの書類作成に躓いたので気分転換に書く。

昨夜の晩ご飯はキムチ鍋。

さきほど、申請書提出に必要な書類がそろわないことにウンザリしていたら、つけっぱなしのラジオから「瑠璃色の地球」という歌が流れてきて、歌っている松田聖子の娘さんが夭折したときのことを思い出した。

あのニュースを知って最初に思ったのは「聖子ちゃん、さぞやがっくりしてるのだろうな」というものだった。

文字通り、そのように言葉にして妻に話した。妻は「当然でしょ」と応えた。

その時、私は「聖子ちゃん」=(歌手の)松田聖子氏に心から同情していた。

そのことにも驚いた。

私は松田聖子の熱心なファンではない。もちろん、ほぼ同世代の有名人気歌手のことだから数あるヒット曲のいくつかは聞き覚えがあるがレコードやCDを買ったりしたことはない。

それなのに「聖子ちゃん」という愛称が自然と口をついて出てきた。

その愛称に込められた親しみは中学か高校の同窓生に対するものとほとんど同じだった(もちろん松田聖子氏とは一面識もない)。

そして、私ども夫婦に子どもはいないのに愛娘を失った彼女の悲嘆を思いやった。

今思い返すと非常に不思議な感じがする。

年齢が近いというだけで彼我の境遇はかけ離れている。それなのに、もし家が近所なら行ってお悔やみの言葉の一つもかけてあげたいような気にさせられたのだ。

「聖子ちゃん、残念だったね。元気出して」と。

同世代のスターというものはそれほどにオーラが強いということだろうか。




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