毎年恒例の企画「自選10短歌集」のために短歌を選ぶなかで、10首から漏れた短歌も結構よかったのでまとめてみました。そっちから出すんだ?(そうです)
失恋の歌をラブソングと呼んだあなたの胸の空洞をとおる
↑ネプリおりぼん秋号掲載。テーマ「体の部位」でした。
愛す可し 可愛いものお人形にするのはよくてされるのはやだ
↑「置き場」16号掲載の10首連作『愛す/食べない』よりお気に入りの1首。
そこ段差ありますよって前をゆく人に教えてもらえる町か
あるほうを波がかき消すあなたとのあるなしクイズ浜辺ですれば
↑夜空さんとの合同ネプリ「静かな夜の」掲載の10首連作『行先未定』よりお気に入りの2首。
降りしきる日々があなたを隠しても果てまで拾いあつめる花弁
花束を抱いたままここまで来たよいくら散ってもなくならなくて
↑主にXで開催した企画「夏の嵐と短歌まつり」用につくったアイドル短歌。上は「Sakura」の楽曲短歌でした。
ズッ友のスタンプを押すパーマネントとれかけているプリの上から
裏側にプールを隠し持っている月は大人の目に映らない
↑作字短歌による6首連作『ない登校日』からお気に入り2首。
灯台は過去にも立っていてたまに僕に手を振るような気がする
↑ネプリおりぼん夏号「短歌のはなし」コーナー掲載。1月で活動休止したワイテルズを想って詠んだ歌。
恋人をなくした海のひとつぶの打ち寄せるくびすじの真はだか
↑雪舟えま先生の短歌教室第4回に提出したもの。
わたしたち家へ帰れば洗濯をするどうしだね ペンライト振る
↑3月23日の「ファンと短歌ワンドロ」お題「独」で詠んだもの。
新雪の歩道は人の擦れ違うたびにゆっくり拓かれてゆき
↑1月31日に詠んだ単発の短歌。
最後かと思ってみたら門出かよ終わりなき紙吹雪浴びては
/weather clear したんだろうかこんなにも世界は君の門出を祝い
↑ワイテルズ活動休止前のイベント「最初で最後が武道館」公演後に詠んだ12首連作『最初で最後』より。