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【源氏物語740 第22帖 玉鬘40】末摘花女王の手紙は香の薫りのする檀紙の、少し年数物になって厚く膨れたのへ、「どういたしましょう、 いただき物はかえって私の心を暗くいたします。」と書かれてあった。

 末摘花女王《すえつむはなにょおう》の手紙は

香の薫《かお》りのする檀紙《だんし》の、

少し年数物になって厚く膨《ふく》れたのへ、

「どういたしましょう、

 いただき物はかえって私の心を暗くいたします。」

 

『着て見ればうらみられけりから衣《ごろも》かへしやりてん袖を濡らして』

と書かれてあった。字は非常に昔風である。

源氏はそれをながめながら

おかしくてならぬような笑い顔をしているのを、

何があったのかというふうに夫人は見ていた。

源氏は使いへ末摘花の出した纏頭《てんとう》のまずいのを見て、

機嫌《きげん》の悪くなったのを知り、

使いはそっと立って行った。

そしてその侍は自身たちの仲間とこれを笑い話にした。

よけいな出すぎたことをする点で困らせられる人であると

源氏は思っていた。

「りっぱな歌人なのだね、この女王は。

 昔風の歌|詠《よ》みはから衣、

 袂《たもと》濡るるという恨みの表現法から離れられないものだ。

 私などもその仲間だよ。

 凝り固まっていて、

 新しい言葉にも表現法にも影響されないところがえらいものだ。

 御前などの歌会の時に古い人らが友情を言う言葉に必ずまどい

 という三字が使われるのもいやなことだ。

 昔の恋愛をする者の詠む歌には

 相手を悪く見て仇人《あだびと》という言葉を

三句めに置くことにして、

それをさえ中心にすれば前後は何とでもつくと思ったものらしい」

などと源氏は夫人に語った。

🌷🎼#和風たゆたうとき  #む~やん

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