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【源氏物語670 第21帖 乙女25】大宮は、源氏の長男以上のすぐれた婿があるものではない。容貌をはじめとして何から言っても同等の公達のあるわけはないとお考えになっている。

大宮はこの不祥事を二人の孫のために

悲しんでおいでになったが、

その中でも若君のほうをお愛しになる心が強かったのか、

もうそんなに大人びた恋愛などのできるようになったかと

かわいくお思われにならないでもなかった。

もってのほかのように言った内大臣の言葉を

肯定あそばすこともできない。

必ずしもそうであるまい、たいした愛情のなかった子供を、

自分がたいせつに育ててやるようになったため、

東宮の後宮というような志望も

父親が持つことになったのである。

それが実現できなくて、

普通の結婚をしなければならない運命になれば、

源氏の長男以上のすぐれた婿があるものではない。

容貌をはじめとして何から言っても

同等の公達《きんだち》のあるわけはない、

もっと価値の低い婿を持たねばならない気がすると、

やや公平でない御愛情から、

大臣を恨んでおいでになるのであったが、

宮のこのお心持ちを知ったならまして大臣は

お恨みすることであろう。

🪷🎼girl's praying written by ゆうり

 

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