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【源氏物語595 第19帖 薄雲26】すぐれた御人格の宮は、民衆のためにも大きな愛を持っておいでになった。世の中の人は皆 女院をお惜しみして泣いた。殿上の人も皆 真黒な喪服姿になって寂しい春であった。

力を落として深い悲しみに浸っていた。

尊貴な方でもすぐれた御人格の宮は、

民衆のためにも大きな愛を持っておいでになった。

権勢があるために知らず知らず一部分の人を

しいたげることもできてくるものであるが、

女院にはそうしたお過《あやま》ちもなかった。

女院をお喜ばせしようと当局者の考えることも

それだけ国民の負担がふえることであるとお認めになることは

お受けにならなかった。

宗教のほうのことも僧の言葉をお聞きになるだけで、

派手《はで》な人目を驚かすような仏事、

法要などの行なわれた話は、

昔の模範的な聖代にもあることであったが、

女院はそれを避けておいでになった。

御両親の御遺産、

官から年々定まって支給せられる物の中から、

実質的な慈善と僧家への寄付をあそばされた。

であったから僧の片端にすぎないほどの者までも

御恩恵に浴していたことを思って崩御を悲しんだ。

世の中の人は皆女院をお惜しみして泣いた。

殿上の人も皆|真黒《まっくろ》な喪服姿になって

寂しい春であった。

忘却の都 written by のる

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