以下の内容はhttps://syounagon.hatenablog.com/entry/2024/01/07/110215より取得しました。


🪷【源氏物語568 第18帖 松風32】紫の上が、明石の上への手紙を見ようともしないのを見て、「見ないようにしていて、目のどこかであなたは見ているじゃありませんか」と溢れるような愛嬌で話しかける源氏。

その晩は御所で宿直《とのい》もするはずであるが、

夫人の機嫌《きげん》の直っていなかったことを思って、

夜はふけていたが源氏は夫人をなだめるつもりで帰って来ると、

大井の返事を使いが持って来た。

隠すこともできずに源氏は夫人のそばでそれを読んだ。

夫人を不愉快にするようなことも書いてなかったので、

「これを破ってあなたの手で捨ててください。困るからね、

 こんな物が散らばっていたりすることはもう

 私に似合ったことではないのだからね」

と夫人のほうへそれを出した源氏は、

脇息《きょうそく》によりかかりながら、

心のうちでは大井の姫君が恋しくて、灯《ひ》をながめて、

ものも言わずにじっとしていた。

手紙はひろがったままであるが、

女王《にょおう》が見ようともしないのを見て、

「見ないようにしていて、

 目のどこかであなたは見ているじゃありませんか」

と笑いながら夫人に言いかけた源氏の顔には

こぼれるような愛嬌《あいきょう》があった。

🪻🎼冬桜が空に舞う written by alaki paca 

 

少納言のホームページ 源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷 https://syounagon-web-1.jimdosite.com

 

🪷聴く古典文学 少納言チャンネルは、聴く古典文学動画。チャンネル登録お願いします🪷


 




以上の内容はhttps://syounagon.hatenablog.com/entry/2024/01/07/110215より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14