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【源氏物語564 第18帖 松風28】月がはなやかに上ってきた頃から音楽の合奏が始まった。琵琶、和琴などだけで笛の上手が皆選ばれて伴奏をした曲は秋にしっくりあって面白い。


 大井の野に残った殿上役人が、

しるしだけの小鳥を萩《はぎ》の枝などへつけて

あとを追って来た。

杯がたびたび巡ったあとで

川べの逍遥《しょうよう》を危《あや》ぶまれながら

源氏は桂の院で遊び暮らした。

月がはなやかに上ってきたころから音楽の合奏が始まった。

絃楽のほうは琵琶《びわ》、

和琴《わごん》などだけで笛の上手《じょうず》が皆選ばれて

伴奏をした曲は秋にしっくり合ったもので、

感じのよいこの小合奏に川風が吹き混じっておもしろかった。

月が高く上ったころ、

清澄な世界がここに現出したような今夜の桂の院へ、

殿上人がまた四、五人連れで来た。

殿上に伺候していたのであるが、音楽の遊びがあって、

帝《みかど》が、

「今日は六日の謹慎日が済んだ日であるから、

 きっと源氏の大臣《おとど》は来るはずであるのだ、

 どうしたか」

と仰せられた時に、

嵯峨へ行っていることが奏されて、

それで下された一人のお使いと同行者なのである。

「月のすむ 川の遠《をち》なる 里なれば

 桂の影はのどけかるらん

 うらやましいことだ」

これが蔵人弁《くろうどのべん》であるお使いが

源氏に伝えたお言葉である。

源氏はかしこまって承った。

 🪷秋、深まりて written by 蒲鉾さちこ 🪷

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