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カンファレンスのオーガナイザーをやったらメモ魔になった

技術イベント・カンファレンス運営のノウハウ Advent Calendar 2025ということで、21日目を担当いたします。

adventar.org

正直、イベント運営に関する真面目な部分のお話は皆さんがされていると思いますので、自分からは初めてオーガナイザーをやってみて習慣が身に付いたお話をしようかなと思います。

あんた誰かね?

しょっさんと申します。SRE Kaigiのオーガナイザーとして、SRE Kaigi 2025を開催しました。それ以外にも「ゆるSRE勉強会」の共同運営や、「SRE Magazine」の編集長をやっていたり、「Observability Conference Tokyo 2025」のコアスタッフもやったりしました。
なんかSREの界隈をチョロチョロしているおじさんという認識で大丈夫です。

メモ魔になった

元々自分はあんまりメモを取らない人間でした。「消えてしまった記憶は要らない記憶」をモットーにあまり記録を残さないという主義で、自分の写真を残すのも正直あまり好きではないというくらいです。

で、そんな人間がカンファレンス運営をやってメモ魔になってしまいました。それはなぜか?

答えは明白で

  • 「膨れ上がるタスクの管理」
  • 「溢れ出るアイデアの書き留め」

この2つをなんとかするためにもメモをしまくるしかない、という結論に至ったからです。

膨れ上がるタスクの管理

これは初回開催かつ、自分が様々なタスクを初回のうちに体験しておかないといけないという2つの理由が起因となっているもので、とにかく初回開催では「使い回せる何か」がないので全部一から用意しなくてはいけません。
ロードマップ、チーム構成、コンテンツの準備、果てはスポンサー様・登壇者様に送るメール文言に至るまで多種多様なものを0から生み出します。
そうなるとまぁとにかく手を動かさなきゃならん、となりますね?

あと、これは自分の中で「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」の精神が根付いているので、まずは自分が出来なきゃダメだよね?ということで、いろんなチームのタスクをグイグイやりました。
ちなみにAdobe illustratorもちょいちょい覚えましたし、Premiere Proでの動画編集もちびっと覚えました。SRE Kaigi 2025の公式サイトのデザインなど、結構デザイン周りも手を動かしました。

で、こんな色んなことをやってたらまぁタスクが爆発的に増えるんですわな。

タスクが爆発的に増えても漏れがないようにしなければ、ということでタスクが生まれたら即ObsidianのTODOリストにババっとメモる癖をつけました。

これはもう自分のズボラさが生んだアレなのですが、例えばGitHubのissueでタスクを管理するだとか、カンバンボードでタスクを管理するだとかが只管に苦手なので、こんくらいの雑さでパパッと管理できるのが楽だったんですよね。形式も好きに変えれるし。

というわけで、こんな感じでタスク管理のためにめっちゃメモってました。

溢れ出るアイデアの書き留め

で、どちらかといえばこっちがメインで、カンファレンスの初回開催は真っ白いキャンパスに好きに描けよって言われてるようなもので、もう本当に自分がこうしたい!と思ったことを実現できます。(リソースが許す限りは)
そうなってくると、「どうやったら参加者の方に楽しんでいただけて、スポンサー様・登壇者様にとっても喜んでもらえるカンファレンスにできるか?」のアイデアが無限に湧いてくるんですよ。

SRE Kaigi 2025の時のそういうアイデアを書き留めていたメモ帳見てたら、書いたり消したりで多分1万文字超すくらいの分量で書いてました。そのくらい「あれやったら面白そう!」「これやったら喜んでくれそう!」が溢れてきます。

さて、こういうアイデアってのはいつ何時降ってくるか分かりません。中国の故事に"三上"というのがございますが、「馬上」「枕上」「厠上」という3つのシチュエーションは考えに耽りやすく、アイデアが降ってきやすいと言われるもので、それぞれ「移動中」「寝る前」「トイレの時」のシチュエーションを指します。
自分は特に「移動中」「寝る前」が降ってきやすく、電車に乗っているときに敢えてスマホを見ずにボーっと景色を眺めていたり、寝る前にゴロゴロしていると「あ、これやると面白そう」ってのがめっちゃありました。で、そういう時にスマホからシュババッとメモれる環境があると良いんですな。

それが自分にとってObsidianでパパっとメモるという方法でした。これも本当に乱雑でもいいので書き留めておいて、日を空けてから「やっぱこれいいな」と思ったら採用、「いや、無理っしょ」となったら不採用、と書き足したり消したりの繰り返しができるように、公園の砂場遊びくらいの気楽な感じで思案の種にしていました。

こういう気軽さをメモに求めるのが自分にとって凄いフィットしたんですよね。

あとは、これは自分の性格に由来するものなのですが、考えているうちに別のことを考えて、その考えている時にまた別の考えが湧いてきて・・・という思考の連鎖が変に起こっちゃうので、いつでもバックトラックできるように考えを巡らせる時も逐一メモるようにしてました。
これをしとかないと「あれ?3巡前くらいに考えてたことってなんだっけ?」みたいな感じになっちゃうので。

メモ魔になった結果

そんなこんなで、Obsidianにモリモリと文字が積み上がるわけですが、少なくとも自分にとっては精神的な効果がめちゃくちゃありました。どういうことかというと、頭の中身をメモにある程度移しておくと「あれやったっけ?」「これって既に考えたっけ?」「なんでダメって思ったんだっけ?」というのが検索することですぐに分かって、モヤモヤすることや不安が少なくなったのが大きな理由です。

もう一つ、こういうのを残しておくとある種自分にとっての資産になるので、色々な場面で使うことができます。例えば、登壇する時の引き出しにしたりだとか、新しいアイデアを考える時の芽として使ったり。何がどう転じて有用性を発揮するか分からんので、メモって損なしだとは思ってます。

とりあえずメモってみよ

世の中には「メモの技術」みたいな某かはあると思いますが、まずはそんなものほっぽって自分の一番手に馴染みやすいスタイルを追求するのが良いと思います。考えに考えて結局やってみてダメでしたはかなりやる気が挫かれるので。そんなくらいなら、とりあえず形式は何でもいいのでメモってみるところから始めてみるのが良いと思います。

もし、意識的にやったことない人はやってみましょう💪

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