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METライブビューイング2025『トスカ』 - レビュー

 おはようございます、茅野です。

大寒波到来中との由、皆様お体には充分にお気を付けくださいませ。

 

 さて、先日はMETライブビューイングのオペラ『トスカ』にお邪魔しました。

↑ 今シーズンはこの後はもう古典のみ。寂しい。

 たまに申し上げていますが、わたしはプッチーニの作品の中では『トスカ』が一番好きなので、楽しみにしていました。何って1800年ローマですよ、舞台設定がいいし、ストーリーも愛と死があって王道悲劇オペラって感じだし、音楽はプッチーニ特有の濃厚凝縮メロディですし、控えめに言って最高じゃん? 人気があるのも大変よくわかります。

 

 今回も、備忘がてらこちらの雑感を記して参ります。

それでは、お付き合いの程宜しくお願い致します!

 

 

キャスト

フローリア・トスカ:リーゼ・ダーヴィドセン
マリオ・カヴァラドッシ:フレディ・デ・トマーゾ
スカルピア:クイン・ケルシー
堂守:パトリック・カルフィッツィ
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
演出:デイヴィッド・マクヴィカー

 

雑感

 今回は平日夜の回にお邪魔しました。いつもの倍くらい混んでました(勿論それでも満席とかではありませんが)。やはり人気演目、強いのか。

 

 司会は『フロレンシア』でお馴染みのアイリーン・ペレスさん。『フロレンシア』はいいぞ。

↑ 今度WOWOWでもやるらしい。みんな観てね。

 

 『トスカ』はプッチーニ初のヴェリズモとの由。始めてでこれってマジで天才作曲家バケもんすぎる。

 ダーヴィドセンさんの十八番はワーグナーやヴェルディとのご紹介がありました。確かにこの間も『運命の力』歌ってたもんな。

 トマーゾさんは MET デビューとのことです。めでたい!

 

 それでは本編です。

 

第1幕

 序曲ではない序曲、スカルピアの主題から。重厚感たっぷりでもう気持ちいいです。スカルピアの主題はそうでなくては困る。流石ネゼ=セガン御大、わかっておられる。

 

 堂守の演技が上手すぎる……。筆の落とし方の自然さと言ったらない。ふてくされた表情も良すぎる。後述しますが、今回のメインキャストは皆さんお芝居がそんなに……って感じだったので、堂守に救われました。好き。

 

 礼拝堂の真ん中にはイコンのようなものが。西方教会でもそういうのあるんですね(?)。このマクヴィカー演出の特徴は、舞台となった場所を完全再現していることにあるので、まああるんだろう。キリスト教ミリしらすぎて恥ずかしい。

 

 アンジェロッティの第一声から、響きが凄い……! とビックリしてしまいました。声っていうより、ホールの響きですよ。まあMETはライブビューイングにあたって結構補整入れてるんだろうな、って感じはするんですけど、それにしたって箱が響きすぎでしょう。現地行ったことないんですが、お風呂場系ホールなのかな?


 この間聴いたばかりの「妙なる調和」。出からアリアで大変です。

声ふっっとい! これはバリトンもいけそうだ……と思ったら、実はバリトンから転向したのだということがこの後のインタビューで明かされます。だよね。

 声はめちゃくちゃ良いのですが、表情がひたすら真顔です。シュールです。真面目そうなのは素敵だけど、恋愛に酔っている爆モテちゃらイタリア男感は皆無です。METデビューということでちょっと表情筋硬かったのかな?

あとなんか白目剥いてる時あって怖かった。それは……それはなに?

 

 これはツッコんじゃいけないところなのですが、アンジェロッティは恰幅がよく、「牢獄生活が俺を変えた」感はありません。牢獄、結構待遇いいのでは……?

 

 ヒロインの登場。出拍手がありました。バレエかい。

 いっつも「ロシア語の母音はもっと深いんだよ!」みたいなことばっかり書いていますが、ダーヴィドセンさんは逆に、深すぎる……? と思いました。イタリア語は母音もっと前じゃない? 北欧系の訛りなんだろうな、という気がします。

 

 いつも思うんですが、Sirena は妖精じゃなくね? 問題。あ、でも、ニクセが「水の妖精」なら Sirena も「(水の)妖精」でいいのか……?

 

 二重唱では極限まで溜めたい派のトスカ。最初はズレましたが、それにすぐに気が付いて速攻合わせてくるマエストロ。やっぱりネゼ=セガン御大はオペラ振るの上手いなあ……! と痛感させられました。これが MET の芸監(任期2030年まで延長)か〜。

 トスカの激しい嫉妬っぷりに会場からは笑い声が。みんな『トスカ』初見なんか?

 それから、十字を左から切っていました。西方だ。

 

 「テ・デウム」。こちらもめちゃくちゃ溜めます。
めっっちゃスローテンポです。スカルピアにはもっとねっちょりしたイヤラシさや重苦しさが欲しいところですが、このテンポで息続くのシンプルにヤバくない? とは思います。肺活量どうなってんだ。

 祈りの声はあまり揃っていませんでした。合唱指揮変わったばかりだからかな? まあある程度バラつきがあった方がリアルだとは思いますが、オペラとしてはどうか。

 「テ・デウム」、最後の「ジャン!」で暗転するのめっちゃいいですよね。『トスカ』は舞台芸術としての完成度が高すぎる。

 

 スカルピア役のケルシーさんにインタビュー。

「スカルピアが一番悪役?」という質問に即座に肯定していました。ヴェルディよりプッチーニの方が軽いとの由。いや~、でもわたしはスカルピアはもっと重い方がいいと思う。

 1997年にハワイ(!)でロールデビューされたとか。最後のほうは少し回答で詰まっていて、先に質問の内容伝えたりしないのかな? と思いました。英語が母語じゃない人は特に大変そう。

 

 音楽管理部長のラウスマンさんにインタビュー。

 巨大なチャイムとバスドラムを購入し、パイプオルガンを修復したらしいです。これらは他の劇場では録音で行われることが多いですが、METでは生音なのが自慢とのこと。わたしが持っているCDの鐘(チャイム)と大砲(バスドラム)の音、大分不思議な音立ててるんですけど、これも録音なんでしょうか?

 オルガンはピットに演奏台があり、チャイムは225kg(!)もあるなどのお話が。バスドラムは周囲が震えるほどの振動で、耳栓必須という話でしたが映像で奏者がしていなかったのはこれ如何に。その名も「バスドラムXXL」というのも直球すぎて笑いました。

 

第2幕

 休憩を挟んで再びインタビューから。

児童合唱指導のアンソニー・ピッコロさんと、子供たちです。音楽家でお名前が「ピッコロ先生」って良すぎだな、と思いました。

児童合唱は3拍子と2拍子を行き来して複雑なことや、羊飼いの歌は教会旋法で書かれていることなどを教えてくださいました。あ~、あの不思議な旋律はそうやって作られていたわけですね。

 子供たちは「アメリカ英語に戻らないように、イタリア語を保つように」気をつけていると話したり、既に立派なオペラ歌手です。

「MET合唱は第2の家」と語る子がいたり、子供たちからも愛されている模様。よきことです。

 

 堂守のカルフィッツィさんにインタビュー。流石ストーリーを極限まで濃縮している『トスカ』、非ネームドキャラにまでインタビューが回ってきます(まあ他にネームドキャラにアンジェロッティやスポレッタがいるけど)。

 「この役が大好き」とのこと。まあ堂守いいキャラしてますよね! 「こういう人いるよな〜」っていうリアルさが違います。

彼はMETの名脇役枠としてお馴染みで、25年間この舞台に乗り続け、今回で468回目(!)なんだとか。よく数えたな?

  無論声が良いだけでなく、演技力があるところも買われているのだと思います。今回観て特にそう思いました。

 

 

 第2幕です。

 全く下手じゃないことでお馴染みのガヴォット。これ窓の開け閉めのタイミング難しそうですよね。

 

 スカルピアの Mario Cavaradossi, qual testimone il Giudice vi aspetta! の後の金管が大安定。見せ場の金管が揃うともうそれだけでカッコイイですよね。常にこれくらいやって欲しい。

 

 「拷問は法律に則って行っている」という歌詞凄いですよね。どんな法やねん。

カヴァラドッシの呻きや悲鳴は叫びというより歌でした。そこにもヴィブラート掛けるんか。こういうのも普段の練習ではやらないだろうから難しそうな気がします。

 拷問シーンはストリングスのねっとり具合が大変好みでした。紅はるかを目指そうね(?)。

これは大変誤解を生みそうな発言ですが、わたしは分厚く重ねたストリングスの音程低めの旋律が大好物なので、拷問シーン(の音楽)めちゃくちゃ好きなんですよね……。

 

 続くナポレオン戦勝の知らせ、Vittoria! は鬼太でめっっっちゃ長かったです。確かに聞かせどころなんだけど、これでもか!! ってくらい盛りました。それでこそイタオペだ~! これが許され、推奨されるのがロマン派イタオペです。イタオペにはイタオペの良さがあり、わたしも定期的に浴びたくなります(←露オペクラスタ)


↑ これはリハーサルの映像。流石に長すぎ(笑)。公式もこのシーンを上げているということは、ここが好きなのはわたしだけではないらしい。

 この熱に浮かされたカヴァラドッシ、そしてトスカとスカルピアの掛け合いも、もう滅茶苦茶好きです。しっかりしたリズムの上に徐々に上昇していくメロディ、お手本のような聴衆の高揚感を上げる作法ですが、もうまんまと引っ掛かってますからね。下手なジェットコースターよりアドレナリン出るでしょ。

 最後のトゥッティでの音階は、アッチェレランドせず、スタッカート一歩手前というくらいハッキリと区切って上がっていきます。

 

 トスカもカヴァラドッシも演唱は上手いんですよ。でもビジュアル的な演技はそんなにやってくれません。先程の動画なんか顕著ですが、歌唱と演技が交互に来る感じで、シームレスではありません。歌うときはみんな棒立ちです。なんかそのギャップに違和感があります。いやまあ、中には一切演技やってくれないお大根さんもいるので、それより全然いいんですが……わたしが多くを求めすぎなのでしょうか? CDで聴いたら素晴らしいと思うのですが、ライブビューイングとして細部まで観察するとなると物足りなさを感じます。この間のダンジェロ様が名優すぎたんだ。あれに慣れちゃダメなんだ。

 ましてや『トスカ』ですし。オペラでは音楽性で分類しますが、『トスカ』ってバレエだったら絶対ドラマティックですよね、それ以外有り得ませんよ。原作は戯曲(演劇)ですし、その名残がとても強い作品なので、劇的な、演技的な表現力も大いに求められる作品なんだな、と改めて感じました。

 

 気絶したカヴァラドッシは、両脇から支えられてはいますが、普通に自分で歩いてました。まあ……意識のない人間は重いよな。うん。

 

 聴かせどころ、「歌に生き、愛に生き」。このタイトル、よく「歌と愛、どっちが先だっけ?」となります。別にその後脚韻踏んでいるわけじゃないし、覚えづらくないですか? 歌姫として成功してからカヴァラドッシと恋仲になったのだ、と脳内補完すると覚えやすいかもしれません(実際のところは不明)。

 それにしても、ダーヴィドセンさん、口が大きいですよね……。共演者と比べても、身長もとても高そうですが、顎外れないか? ってくらい口が開きます。拳くらい余裕で入りそう。声楽的な観察にも向いていそうです。

 『トスカ』のアリアって、意外に弱音で歌わせる箇所が多いものが主なんですが、無理のないppが綺麗ですね~。最後の Ah の後の涙ぐんだような演唱が上手いです。

 

 スカルピアは2幕から更に良くなりました。スカルピアは3幕は出番ないですし、2幕でフルパワーになる傾向があります。別に1幕でセーブしていたとも思いませんが、それこそ緊張が解けてきたのか、より自然になった気がします。

 

 自ら蠱惑的に長手袋を脱ぐトスカ。それは新しい! 最早自分から誘惑してよる。サロメかなにか?

 ダーヴィドセンさんのトスカは、ヒステリックではありません。終始落ち着いています。トスカは元々孤児で、愛に飢えていて、異様に嫉妬深く、精神的に不安定なところがあります。まあそれも男性(サルドゥやプッチーニ)によって描かれたステレオタイプ的なところがあるな、とは思いますけど、でもキャラクターとしてはそういう設定です。

 『トスカ』は元が演劇ということもあってリブレットがしっかりしていて、そこから逸れた演出は稀です。このマクヴィカー演出なんか、最もスタンダードなものの一つでしょう。

 そんな中で、このような解釈なのは珍しいな、と思いました。今になってこのメジャー古典作品に解釈の幅が生まれるものなんですね。でもこのトスカの心の内を読むのは難しいな。変化球解釈です。

 mourir! は3回目が意外と歌でした。1,2回目の方が好き。

 

 スカルピアを刺し殺した後、血糊が全然落ちなくて大変そうでした。本物の血の方がするんと落ちそう。まあ「血の汚れがなかなか落ちない」というのも表現の一つでしょう。

 心から大好きなスカルピアの死のモティーフですが、もっとレガートで重い方がわたしの好みではあります。ねっっっちょり脂マシマシが好きなもので……。でも力強かったです。

 

 カヴァラドッシのトマーゾさんにインタビュー。

お父さんがイタリア人、お母さんがイギリス人のハーフなんだそうです。言われてみればお顔立ちめちゃくちゃそんな感じする……!

 バリトンでも充分いける太い声だなあと思っていたら、元々バリトンとして王立音楽院で2年学び、バリ転ならぬテノ転(……?)したそうな。軽い方に移動するのはなかなかないので、これはレアですね……。お年を召されたらまたバリ転できそう。そして長く歌えそう。もしかしなくても声域バケモン?

 

 特別映像「プッチーニとMET」が流されました。

プッチーニ曰く、 "NY is extraordinary." とのことです。彼は車とか船とか乗り物が好きだったらしい。サインを$500で熱心なファンに売って、そのお金で船を買ったとか。

 彼の作品の初演は有名なエンリコ・カルーソーらが歌いましたが、裏では「音程が外れている」とか愚痴愚痴言っていたらしい。

 1908年からトスカニーニがMETの首席指揮者に。す、凄い時代だ……。いや、今のネゼ=セガン期も数十~数百年後にはレジェンド扱いされているかもしれませんが……。

 プッチーニはマリー・アントワネットを題材としたオペラを作曲する予定でしたが、色々あって『西部の娘』に変わったらしいです。フランス革命を扱ったオペラには、後に『カルメル会修道女の対話』という大傑作が生まれますからね、変更してよかったんじゃないでしょうか(他にも『アンドレア・シェニエ』とかあるけど)。

いやしかし、それも是非観てみたかったですね。帝政ロシアでは確実に発禁になると思いますが、ソヴィエト政府は(内容にもよりますが)嬉々として上演しそう。

 

第3幕

 休憩を挟んで、次はドキュメンタリーです。

今回はインタビューではなくドキュメンタリーでの登場となったネゼ=セガン御大。任期延長、おめでとうございます!

 自らを optimistic guy と言い(まあ実際そうなんだろうと思う)、周囲や生への愛を感じながら、METの天井を見る度に気持ち新たに頑張っているそうです。

「METの首席指揮者になりたいなんて願うこともおこがましいこと」と仰っていて、現当事者でもそんなこと思うんだ、と驚きました。雲の上すぎる人って、同じ人間であること忘れますよね。

 

 続いてタイトルロールのダーヴィドセンさんにインタビュー。

 「1幕でのトスカは脆い」というのが解釈なのだそう。2幕は……!?

マクヴィカー演出はセットは古典的だけど会話は現代的で自然とのこと。それで演技も少し複雑にしてきたのかな?

 今はMETの常連さんで、次は『フィデリオ』に出演されます。こちらはパスかな〜と思っていたのですが、クラシカルな演出らしい。それはちょっと気になるかもしれない←読み替え演出アンチ

 最後にノルウェー語でご挨拶されていましたが、全然わからなかった! デンマーク語多少やったので少しわかるかと思いましたが調子乗った! やはり発音は違いますね〜。

 

 さて、第3幕です。

序曲(? 『トスカ』は序曲がないことでお馴染みですが)からホルンが凄まじく安定しており、これが天下のMETホルン隊……! となりました。強すぎる。

 

 インタビューにもあった羊飼いの歌。子どもの健気で初々しい元気いっぱいな恋の歌が、死刑場と激烈にミスマッチで最高です(褒めています)。

この羊飼いの歌は女性が歌うことも多いように思いますが、やはりリブレット通り子どもが歌うとまた味がありますね。

 

 ローマ軍の外套って青なんですかね? 軍服は時代や地域だけでなく、部隊でも違ってきたりするので、考証難しいんですよね……。

 

 ちょい役の看守がまたとても良い声をしています。METは脇まで厚すぎる。リンゴを食べる演出も好きです。


 みんな大好き「星は光りぬ」。……の前のチェロですよ。音はハッキリめですが、しっかり揺らしていて、「エロすぎないけどエロい」のバランスが絶妙でした。ネゼ=セガン御大は、欲しいところはしっかりくれるけど、脂や糖蜜を入れすぎず、適量を知っている胃もたれさせない派なんですよね(伝われ)。

 このアリアでもしっっかり重いです。Oh! dolci baci, o は楽譜通り派。楽譜通りの方が違和感があるという珍しい部分です。

 L'ora è fuggita~以降はは大分音程も崩して演技に寄せました。それなのに演技はあんまりしてくれないんだよな~……。

 

 トスカの登場。顔をすりあわせるので、カヴァラドッシの拷問跡からトスカの頬やおでこに血糊が移っていました。

 わたしは『トスカ』プロではないので、トスカにどういう声質が合うのかという明確な指標を持っているわけではないのですが、でもトスカはもっと低音は張ってもいい気がします。ダーヴィドセンさんはそれが可能な技量を持っているはずなので、わざとそうしているんでしょうけど……、つまりこれは解釈違いというやつか?

 

 撃たれる際にカンテラを持っているカヴァラドッシ。何故? 机に置きっぱなしでよいのでは?

撃たれるときの演技はめちゃ上手かったです。トスカが褒めるのも頷けます(そういうことではない)。カヴァラドッシはこの時の演技が一番上手かった。どうでもいいですが、ソプラノとテノールはどっちが死ぬ役多いんですかね?

 最後のスポレッタの表情もいい味出しています。ただ、トスカの捨て台詞の時の全員の棒立ち感は惜しかった。折角の躍動感がここで一旦止まってしまいました。

 

 最後はオケピまで映しての引きの画で終了です。それなりに空席もあるのが意外でした。このキャストで埋まらんことなんてあるのか。

 

 こんなところでしょうか。

 『トスカ』は誰もが知り、数多の名歌手が歌った大人気オペラであり、比較対象が豊富なので、特に演技面について気持ち辛口になってしまったかもしれません。歌唱がよいだけに、お芝居ももっと盛り上がりが欲しかったな~と思います。

 出演者も多くが「イツメン」ですし、演出も古典的なマクヴィカー演出なので、目新しいところはありません。しかし古典とは、つまり全くそれでいいのだ。

 『トスカ』は全オペラの中でも最もメジャークラスの演目ですし、それなりに短く、登場人物も少なくて、耳に残る名旋律の宝庫であり、ストーリーもわかりやすく面白いので、『トスカ』からオペラを観た人はきっとオペラを好きになってくれるだろうな、と思います。特に近代政治クラスタにはオススメなので、まだ観たことがなかったら一度は観て欲しい演目ですね。

 以上!

 

最後に

 通読ありがとうございました。8000字強。どうしてこうも長くなってしまうのか……。

 

 次回のMETライブビューイングは『アイーダ』ですが、今回の『トスカ』では予告的な歌唱チラ見せありませんでしたね。こちらはお伺いしたいと思っています!

いやしかし、演出変えちゃったの勿体ないな~……、あのウルトラ豪華絢爛『アイーダ』はMETの強みだと思うんだけどなあ~……。懐古厨になっちゃいます。

 

 次回の記事は、バレエのレビューになるかな~と思いますが間に合うかどうか。頑張ります。

 

 それでは、今回はここでお開きと致します。また次の記事でもお目に掛かることができましたら幸いです!




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