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フロントフォークにスラストベアリングを組み込んでみた(組み込み作業編)

 スラストベアリングネタの第二弾。フロントフォークにスラストベアリングを組み込んでみました。

 

 まず使えそうなベアリング選び。

 ネットでフォークにスラストベアリングを入れた事例を検索すると、良く使われていたベアリングが「NTA-1423」というものでした。「NTA-1423」というのはメーカー固有の商品型番ではなくベアリングの規格のようで、JTEKTやNSKとか複数のメーカーのカタログに載っていました。“スラスト保持器付き針状ころ(NTA)”という名称のようです。

 

 JTEKTのWEBサイトのカタログデータによると、外径は36.5mm、22.23mmで、私のカタナに取り付けている 89' GSX-R1100フォークのスプリング外径とほぼ同じ。

 

koyo.jtekt.co.jp

 

 念の為耐荷重を確認してみたら、ベアリングの基本定格荷重 Ca(軸受の負荷能力)は13.43kN。

 フォークスプリングの方(一例としてGPZ900R用のYSSのスプリング諸元)も調べてみたら5.8-10.5N/mmとのことなので十分余裕はあるようです。

 

 スラストベアリングを挟むワッシャーとセットになったものがあったので、それを購入しました。

 

ベアリングはイメージしていたよりも薄く感じました。

ワッシャー2枚とベアリングで厚さは3.5mmくらいです。

 

 ちょっと懸念したのは、スラストベアリングを組み込むことによるプリロードの増加。

 私はフロントフォークにプリロードを掛けるとフォークの動きが悪くなるような感じで乗りにくく感じていたので、現在はプリロードアジャスターによるプリロードはゼロにしています。

 スラストベアリングを組み込むとその厚み分のプリロード増加になるので、これがどうなるか。まぁ3.5mm程度ならあまり変わらないかな?とりあえずやってみるか?

 

 そんなことを考えつつ作業に入ります。

 

 GSX-Rのフォークはこんな構造になっています。

 



 Cの字型のワッシャーのようなもの(19番)とスプリング(18番)の間にスラストベアリングを入れます。

 組付けの際にベアリングとワッシャーとスプリングがどうしても微妙にずれてしまうけど、とりあえずそのまま組み込みます。

 


 スラストベアリングの組付け効果を確かめるにはベアリングの組付けるだけに留めるのが良いのですけど、オイルは交換しました。前回オーバーホールから3年経つし、せっかくの機会なので。

 オイルは前回と同じカワサキ純正の KHL-15-10 です。オイル交換だけではフォークの動作にそう違いは出ないでしょう。

 なお油面は20mm下げて150mmにしてみました。少し油面を下げて空気バネの効果を下げた方が良いのではないか?という気がしていたもので。

 ベアリングの効果の検証を優先するなら油面高さは変えない方が良いのですけど、
フォークをバイクから脱着するのは結構面倒なので、どうしてもついでにやってしまいたいという気持ちが勝ってしまいました。

 

 今回もオイルには超極圧潤滑剤のCKM-002を添加しました。昨年入れてフォークの動きが良くなったのは間違いないと思います。今回も同量の40mlを入れます。

 

 今回はオイルを入れる前にCKM-002をフォークに入れ、何度かフォークを伸縮させて内部に行き渡るようにしておきました。

 スライドメタルとか摺動部分の消耗部品の交換はせず。さすがにこれらまで替えるとベアリングの効果なのか何なのかワケが分からなくなると思ったので。

 

 

 果たしてベアリングの効果どんなものか。試し走りの結果は次回。

 

*   *   *   *

 

 

 




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