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スキーブーツを作ってもらった件(製作編)

 前回の続きです。

 予約当日、お店に到着すると、既に私に合いそうなブーツが選定されておりました。

 NORDICAのDOBERMANN 5 RD93(だったと思う)とFISCHERのRC4 PRO LVという二つのブーツ。サイズは今履いているブーツと同じ25.5.cm。

 

 選定理由は、まず足首が細い私の足にフィットさせるためブーツ内のボリュームが小さ目であること。そして私は滑っているときに骨盤が寝てしまっているので脛の前傾角が強めのブーツが良いとのこと。スペック上は今履いているHEADのRAPTOR WCR4も脛の前傾角は同じくらいなのだけれども、実際に履いた時の前傾角はこれらの方が多いのだとか。

 ブーツ選定の段階から今までのブーツ購入とまるで違います。

 

 私としてはLANGやREXXAMのブーツも気になっていたけれど、これらは一言も触れられることは無し。私の足には適さないということなのでしょう。

 また、最近話題のBOAを採用したブーツも興味あったけど、私の足ではルーズすぎるのと足の形状からもBOAは適さないとのことでした。(一応、試し履きさせてくれたけど、うん、合わないな、と思いました。)

 

 

 NORDICAの方はちょっとキツ過ぎで一日履いていると辛そう。

 次にFISCHER。こちらはも結構きつい。でも一つ上のサイズだといざゲレンデで滑った時にブーツサイズが大きすぎたとなりそう。社長も "これよりブーツサイズは上げたくないしなぁ..." と思案顔。

 暫く履いたまま具合をみていたら、インナーブーツが足に馴染んできたのかまぁ何とかなりそうな感じ。

 膝を屈伸して動きを確認。膝が内側に入ることも無く問題なさそうなので、これで行こう、ということになりました。

 

 ちょっと面白いなと思ったのは、今使っているHEADのブーツのラスト幅(足幅)が91mmでFISCHERのブーツが94mmなのにHEADの方が大きく感じたこと。カタログの諸元だけでは分からないものだと思いました。

 

 

 次に素足で立ち、腰幅のスタンスで屈伸動作を行って主に足首の関節の動きを確認。前から後ろから、横からとじっくりと脚の動きを確認。こういうのも今までのブーツ購入では経験無かったこと。

 すると、左足は問題無いけれど、やはり右足がいろいろと問題を抱えていることが判明。しゃがむと足首が内側に入って沈み、伸ばすと外方向に動いているのだとか。

 これは踵をインソールで支えることで抑制できるとのこと。

 

 インソールは熱成型で足裏の形に合わせたものを作るのかと思っていたら、BMZのインソールをお勧めされました。こっち方が脚の運動性が良いとのこと。これに補強を加えて右足首を支えるようにするそうです。

矢印部分が盛り上がっているのが特徴。キュボイドバランス理論というそうです。



 

 他にもいろいろな治具の上に立っていろいろな確認が行われました。ここでは特に問題は無かったようでした。

 

 そしてシェルの成型。シェルをオーブンに入れて温める間、足の当たり出しが必要なところ(結構あちこち当たるところがある)にパッドを貼り、靴下を履いて足先にカバーを装着してインナーブーツを履いて準備。

 シェルが温まったところで足をシェルに入れバックルを締めて足の形に合わせて成型。フォーミングのインナーブーツを作るときのようです。これは足のフィット感が良さそう。

 

 最後に脚の傾きに合わせてブーツのカントの調整。やはり右足の方は調整が必要でした。

 

 きちんとバックルも締めて具合を確認。

 すると最初に履いた時とは違って足を包み込むような感じ。タイトだけどストレスは無し。ただし一か所当たりが気になるところがあったので、そこをスポットで出してもらうことにしました。

 

 その間に私は近くのコンビニに代金のお金を下ろしに。

 実はここに至るまでお金の話は一切していませんでした。社長はブーツ調整に集中してたし、私も訊かなかったし。金額は漠然と想定していた金額よりも高かったけど、ブーツ選びから調整加工までを考えると不満はありません。

 

 コンビニから戻ってきたらシェルの加工とインソールの加工が終わっていました。

 それと右足のブーツ底の踵部分に薄いシートを追加したとのこと。多分その方がバランスが良くなりそうとかで。細かいところまで調整してくれてます。

右ブーツのフットベットの踵部分にシートが追加されていました。

 

 出来上がったインソールを入れ、再度ブーツを履いて具合を確認。

 気のせいかもしれないけど、右足のフィット感はさっきよりも良い感じ。足を上げるとブーツが軽く感じる。足とブーツがしっかりフィットしているからでしょう。そして固いシェルで足を覆われているのに動きやすく感じる。腿上げの運動もできそうなくらい。

 

 店に着いてからここまで要した時間は3時間弱。無駄な時間は無く、凄く手際よく作業は進められたので慌ただしかったくらい。整形外科で診察、治療を受けているようでした。

 

 因みに社長が言うには、私の足は思っていたよりも”厄介な足”だったとのこと。作業途中に”う~ん” と唸っていたほど。そして ”もしかすると若干右脚の方が短いかもしれないなぁ。滑っているときに左脚が支えているようにも見えるのはそれも要因かも” とも。

 

 私も自分の足は”厄介な足”だと覚悟はしていたのですが、予想以上だったようです。

 でも出来るだけの対処はしてもらえたようなので、わざわざ遠路はるばるやってきた甲斐があったと言えます。

 

 

 

 果たして作ってもらったブーツでの滑りはどんなものか?

 それについては改めて書きますが、とてもとても良かった、です。

 

 

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