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カタナのフロント18インチ化について

 カタナといえばフロントタイヤが19インチというイメージがありますが、フロントタイヤが16インチの異端児のカタナがありました。1983年に発売された750カタナの2型のモデル(以下750S2と書きます)で、私も以前乗っていました。

 

 

 16インチのフロントタイヤは発売当時大流行していたので、その流行を取り入れたのでしょうけど、カタナにはあまり似合っていないと思います。

 

 私も知人のバイク屋さんに依頼して18インチにカスタムしてもらいました。2000年頃でちょうどカスタムブームの頃だったので躊躇なしでした。

 最初はホイールとブレーキを変えただけ。その後ステムやフォークも変えてフロントの足回りはがらりと変更。後に今の1100カタナに乗り換えた際に足回りはごそっと750カタナから引き継ぎました。

 

 今回はこの750S2カタナのフロント周りの18インチ化について改めて書いてみます。
(前にこのような記事を書いていますが、もう少し深堀りして書いてみます。)

sword749.hatenablog.com

 

 

 なるべく簡単にやる方法としては下記の3つになるのではないかと思います。

 

O-1 1985年式GSX-R750/100のフロントホイールを取り付ける。

 ホイールは他車種の純正ホイールを流用するのが一番安上がりですが、18インチとなるとかなり選択肢は少なく、事実上は初代のGSX-R750(1985~87年)/1100(1986~88年)ということになります。

 しかし都合の良い事にこのGSX-Rのアクスルシャフト径はカタナと同じΦ15。またホイールの形状が750S2カタナのノーマルホイールに似たデザインというのも良いです。

 ただし87と88年の1100はアクスルシャフト径がΦ17なので注意が必要。またホイールのリム幅は750が2.50、1100が2.75という違いもあります。

GSX-R1100のホイールで18インチ化した750S2カタナ

 

 メーターギア、メーターケーブルはGSX-Rのものを使います。

 ブレーキディスクはカワサキのゼファー系のものが使われました(カスタムしたバイク屋さんのチョイス)

 このホイールにはカワサキのゼファー等のブレーキディスクが取り付け可能です。GSX-Rのディスクとの違いはオフセット量が少ないこと。GSX-Rのものだとカタナに取り付けるにはオフセット量が大きすぎたのかもしれません。

 因みにサンスターではゼファー系のディスクとして300mm、310mm、320mmが用意されています。(ご参考

 

 問題はブレーキキャリパー。GSX-Rホイールのブレーキディスクはカタナのものより大きいのでキャリパーサポートを使ってブレーキキャリパーを取り付ける必要があります。
 750S2カタナのキャリパーの取り付け位置は他のカタナと異なっており、多分750S2用のサポートは市販されていなかったと思うので、ワンオフで製作しなければなりません。これがちょっとハードルになります。

上が750S2の、下が1100S(750S1だったかも)のフォーク。フェンダーの取り付け部も位置が異なっています。

 

 もっともどうせワンオフ製作するならキャリパーも自由に選べるのでカスタムの自由度は大きくなります。

 あと細かいところではホイールのセンター出しのためにシムとか調整も必要。

 キャリパーサポート含めこの辺りはカスタムを手掛けるバイクショップに依頼した方が良いと思われます。


O-2 フロントフォークを1100カタナ(フロント19インチ)のものに換装

 1100Sカタナのノーマルフォークに18インチホイールを組み合わせるカスタムの事例は多かったので、そのパーツ(キャリパーサポート、ブレーキ、ホイール、等)を入手できる可能性は高いと思います。

 その為にフロントフォークを1100カタナのものに換装します。インナーチューブ径は750S2も1100カタナも37Φ(フォークピッチも同じです)なので無加工で換装出来ます。

 フォークはネットオークション等での入手も難しくないと思います。ただし、2000年式のファイナルエディション(SY型)はブレーキが他のモデルと違う(ブレーキディスク径は300mmでキャリパーはトキコの4ポッド)のでフォークのアウターチューブの形状(キャリパー取り付け部)も異なるので注意が必要です。

 

 こうすることで1100カタナの18インチ化のパーツを使うことができます。パーツさえ揃えられれば一番楽な方法だと思います。

 ネットオークションを見ていると、たまに18インチ化したカタナをバラシて部品売りしていることがあり、そういう時は必要なパーツ(ホイール、ブレーキキャリパー、キャリパーサポート、フォーク、etc)がまるっと入手できたりします。


O-3 フロントホイールが18インチの1985年~1987年のGSX-R750、または1986年~1988年のGSX-R1100のフロント周り(ホイール、ブレーキ、フォーク、ステム/トップブリッジ、ハンドル)をごそっと移植

 これも事例の多いカスタムだったと思います。

 750S2を含むカタナと上記のGSX-Rのステムのシャフトの径/長さは同じなので簡単に移植が可能です。カタナのメーターもGSX-Rのトップブリッジに取り付け可能なはず。

 ただしステムにハンドルストッパーを取り付ける、ステムのシャフトにハンドルロック用の穴をあける、という加工は必要。また、フロントフォークの長さが少し足りないので、フォークの延長キットを取り付ける必要があります。(これはウィニングランで今も販売されています。)

 

 

 こんなところでしょうか。

 こうやって考えるとO-2かO-3が良いのではないかと思います。

 ただ、O-3は流用するパーツが旧いGSX-Rのものなので、特にブレーキキャリパーの性能に不満を抱くようになるかもしれません。そうなるとO-2の方が良いのかな?と思ったり。

 

 また、フロントの足回りを変えるとリアも変えた方がバランスは良いはず...

 カスタムというのはキリがないです。

 

 


【余談】

 色々書いているうちに思いました。ファイナルエディションのカタナ(SY型)はブレーキディスク径が300mmで、ブレーキキャリパーはTOKIKOの4ポッド。

 ならばファイナルのフォークを入手して、GSX-Rのホイールに300mm径のゼファーのブレーキディスクを組み合わせ、あとはキャリパーとブレーキディスクの位置関係(オフセット量)をシムで調整すれば割とすんなりいくのでは...と。

 問題はファイナルエディションのフォークが手に入るかですね。オークションに出品されていても高値だろうなぁ。

 

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