このところほったらかしになっているコールマンの576ストーブのメンテナンスを行いました。
このところコールマンのストーブのメンテナンスを精力的にこなしております。これはこないだ作った残燃料抜き取りポンプが思いの外使えたのが大きいです。こういったちょっとした事でやる気スイッチが入ります。
で、この576、数年前からポンピングができない状態になっていました。ポンプのノブを緩めずにポンピングをしているような状態で、空気を燃料タンク内に送り込めなくなっていました。
これはポンプの先にあるチェックバルブというパーツのバルブ部分が固着しているときの症状です。チェックバルブを取り外して洗浄すれば大抵は解消します。



チェックバルブは、チェックバルブレンチというマイナスドライバーみたいなレンチを使って外します。
ただ、576はカナダ製造のモデルで、チェックバルブの頭の溝の太さが何故かUSモデルと異なります(溝が細い)。カナダモデル用のレンチを売っているのですが、わざわざ買ってもおそらく使うのはー回きりです。
それでチェックバルブを外さずに固着の解消をチャレンジしてみました。
キャブレタークリーナー等の洗浄剤をバルブにかけてしばらく(一晩くらい)放置しておくと固着が解消することがあります。
ただし以前この576のチェックバルブの固着に気付いたときに一度試みているのですが、その時は効きませんでした。
やはりレンチを入手しないとダメかな?と思いつつ、その前にFCR-062を試してみました。FCR-062はという燃料添加してエンジン内部のカーボンを落す洗浄剤。これだとどうだろう?

チェックバルブが浸るくらいにFCR-062を入れて放置。一日経った段階ではまだ固着したままでしたが、そのまま1週間ほど放置していたら固着は解消していました。いやFCR-062の洗浄力はなかなか強力なようです。
チェックバルブの固着が解消した576ストーブは絶好調。
数年ぶりの点火でしたけど燃焼は安定しているし火力調整もトロ火から強火まで自由自在。先日の400と同様素晴らしいです。


この576も燃焼テストの後は自作の残燃料抜き取りポンプで燃料はしっかり抜き取っておきました。

ふと思っだのですが、チェックバルブの固着はタンク内に残燃料が残った状態での長期保管が原因なのでは?と思いました。残燃料が揮発して残ったワニスがバルブを固着させているのではないかな?キャブレターとかが不調になるのと一緒だと思います。
これからは燃料をしっかり抜き取って保管できるので、チェックバルブのトラブルも減るかもしれません。
ところで、この576(または404)はピーク1ストーブの祖で、基本構造は現在のフェザーストーブや508系のストーブと同じです。
タンク底面の刻印には"78"と"1"という刻印があるので1978年1月の製造でしょう。

もう半世紀近く前の製品ですが、造りはとてもしっかりしています。プレスはきっちり角が出ているし塗装も丈夫。個々のパーツも操作感がしっかりしています。その後の製品よりもずっと出来は良いと思います。
多分、これ以降の1990~2000年代のモデルはコストダウンで質はかなり落ちたと思います。ジェネレーターの2レバーが廃止され1レバーになった頃。造りの甘さを感じるし塗装も弱いです(すぐ剥げてくる)。(更にその後の現代のモデルはしっかりとした品質になっていると思われますが)。
これらに比べるとモデル576は堅牢で凝った造りでクラシックカーのような重厚感や美しさを感じます。古き良き時代の製品という感じ。
キャンプで使うのは勿体なくてもっぱら鑑賞目的で所有していますが、やはり道具は実動状態である方が良い。完調になって良かったです。

* * * *
【当ブログはアフィリエイト広告を利用しています】