
Question
ドライバーのヘッドの裏を見ると錘のネジが着い
ていたりスライド式の錘等色々とあります。
これらはどうするとどういう打球が出るのかを教
えてください。
Answer
機種によってデザインは違いますが、影響が大き
いのは錘がシャフト側かトウ側か(赤)です。
この錘の位置によって何が変わるかと言うとフェ
イスローテ―ションの速度です。
シャフトから芯までの距離を重心距離と呼んでい
るのですがその距離が短いほど慣性モーメントの
原理で速く回転するのです。
したがってトウ側を重くすると芯がトウ側に移動
して軸より遠くなる事で回転が遅くなり、スライ
スの原因になります。
これを利用してメーカーはスライサー用クラブと
して重心距離の短いヘッドを販売しています。
錘が移動出来るヘッドでしたら打ちながらアイア
ンと同じように打ってフェイスがスクエアになる
ように調整すれば良いのですが、移動出来ない場
合は鉛で調整してやもらいます。
スライスが出る方は逆にヒール側を重くして重心
距離を短くするとローテーションが早まり、イン
パクトでスクエアになるのですが、これはあくま
でもウッドでスライスが出ない打ち方が出来てい
る場合であって、打ち方がスライス系なのにドラ
イバーだけ重心距離を短くすると、他の番手との
バランスが崩れてバラツキが増えるだけです。
次にフェイス側お尻側の位置です。( 青 )
お尻側を重くするとインパクトの衝撃による「た
わみ」を軽減できますので吹き上がりを防ぎ、
フェイス側を重くすると高さを出す事が出来るの
ですが、これはシャフトの固さによって増減しま
す。
軟らかいシャフトほど吹き上がりますので、プロ
は硬いシャフトを使います。
これらの調整はスイングがほぼ完成し、ある程度
定着した段階で行う事で、基本が出来ていない間
は真ん中で練習し、最後の仕上げの段階でアイア
ンと同じローテーションで打てるように微調整す
る時に移動させたり、その日によって曲がりが違
う場合などは応急処置として使用します。
ゴルフは 99 %が技術で道具は 1 %です。
道具に依存したり、おたくになると上達しなくな
りますので注意して下さい。