
Question
右打ちの場合ですがテイクバックの時に左膝が前
に出るのは NG でしょうか?
Answer
これは時代による流行です。
クラシック時代は左足のカカトを上げてまで内側
に出していました。
これは腰が良く回るようにとの配慮でベンホーガ
ンやゲイリープレイヤーなどが推奨していた打法
です。
そして中期になると、テイクバックで腰を思い切
り回すと緩む事から、同じようにカカトは上げる
のですが左膝は前打席方向に出すように進化した
のです。( 写真上)
これは左の膝位置で、真正面に突き出すか、内側
に突き出すかの違いだけでした。
これが中期の打法の主流で、ジャックニクラウス
やトムワトソン、ゲイリープレイヤーなどを代表
とするほとんどの選手達がこのフォームでした。
そして、80 年代後半頃からデイビスラブやフレ
ッドァプルスなどの飛ばし屋達はベタ足にして腰
をできるだけ回さずにテイクバックして捻じり上
げるワインディングを取り入れたために膝が前に
あまり出なくなったのです。
この時代にプロになったタイガーウッズも同様に
腰を止めてテイクバックしており、それ以来欧米
はこのフォームが主流となっています。
このように時代によって打法は進化しますのでど
れが良いか悪いかではなく、どの打法にするかの
個人的なチョイスになります。
それぞれの時代にベンホーガン、ジャックニクラ
ウス、タイガーウッズとスーパースターが誕生し
ていますので、アマチュアのレベルではどれを選
択してもさほどの違いはないでしょう。
また、高齢者などは腰を止めて巻き上げる技法は
腰への負担が大き過ぎるかも知れませんので、む
しろ膝から上を回すクラシック時代のテイクバッ
クが良いかも知れません。
日本はまだ中期の打法が主流なので世界のレベル
の打ち方は教える人がほぼ皆無ですが、最近やっ
と石川遼選手や渋野選手などがこの技法を取り入
れた事で、近いうちに日本にもこれが上陸すると
思います。
アマチュアのエンジョイゴルファーの方々にとっ
ては腰をできるだけ回さずにテイクバックするの
はキツイ事ですので、エンジョ―イできないかも
知れませんので、自由に好きな方法で打てば良い
と思います。
ただ、世界を目指すジュニアはこのワインディン
グは必須ですので体が柔らかいうちに捻転差の可
動域を広げるためにも今から組み込んで練習しま
しょう。
