
Question
体重を乗せて打たずにその場で回転させて打てと
言われたのですが、最近の飛ばす選手は右足体重
で体重移動をしていないように見えます。
その昔から体重移動は重要な基本だと言われてき
たのですが、これが最新の欧米打法なのでしょう
か?
Answer
打法は直線で打つのか円で打つのかと言う論議が
ありましたが、大きく分けて 3 種類です。
それは直線(体重移動だけ)で打つ打法、曲線(
回転だけ)で打つ打法、そして両方を組み込んだ
打法です。
タイガーウッズは 80 年代後半に現在主流となっ
た打法を開発し、一人だけとんでもない飛距離で
ゴルフ自体を進化させた人物です。
それ以来ゴルフ場は飛距離を伸ばし、以前にはプ
ロの試合でも 7000 Y は長い方だったのが、現在
では 7700 Y の会場も出ています。
それ以来、安定したゴルフからパワーゴルフ、あ
るいはアスリートゴルフを言う名前を良く聞くよ
うになり、当時は 300 Y を超える選手は 2 人程度
だったのが現在ではアメリカツアーは 120 人と
かのレベルに増えています。
アイアンはこの 3 種類の打法はあまり変わらない
のですが、ドライバーの場合はスタンス幅が広い
事から、体重移動をする打法は横の動きを大きく
しなければなりません。
しかし、右サイドベンドを大きくし、大きくヒッ
プスライドをしないと体重と一緒に突っ込んでし
まう事から、体重移動をせずに回転だけで打つ人
が出て来た事も事実なのですが、その代表と言わ
れたアレックスノーレンでも、良く見ると腰は左
の壁までしっかりとヒップスライドしており、大
きな弓を作ってインパクトしています(写真上)
しかし、曲線だけの回転で打つ打法は筋肉を鍛え
筋力によってパワーを出す事から体を駆使し、寿
命を縮めるだけではなくバラツキを多くする危険
性があります。
そして、勘違いする事があるのはタイガーやマキ
ロイ、ジャスティンローズやアダムスコットなど
は両方を使った打法ですが、腰は左の壁までヒッ
プスライドしており、その場で回転しているので
はないのです。
確かに右脚にインパクト直後まで体重が乗っては
いるのですが、腰は体重移動だけで打っている人
と同じ位置まで移動していてなおかつ突っ込みが
ないので、インパクトでは腰は左、頭は右と言う
弓状の体勢を作って打っているのです。
これは確かに踏み込みで左脚に体重を完全に乗せ
て打ってはいないのですが、体勢は左に移動して
おり、フィニッシュでは完全に左脚一本で立てる
所まで体重が移動しています。
アダムスコットは 30 才の時に右脚の蹴りを抜い
た打法に改造しました。
彼はホワイトタイガーと言われるほどタイガー打
法を完璧にコピーしていたので、重なるタイガー
の怪我による手術を見ての決断でした。
しかし、その場で回転する打法はタイガー打法以
上に筋力が必要で、これに耐えられる若さと生ま
れ持った丈夫な体がないと故障が懸念されます。
レッスンで「その場で回転しろ」と言う指導は、
恐らくこのレベルの打法ではなく、体重移動する
と突っ込んでプッシュするので、移動せずに真っ
直ぐ打てと言う意味なのかも知れません。
あるいは、体重移動が出来ていない選手の動画を
見て真似しているのか、いずれにせよ効率を上げ
る事が重要ですので、直線と曲線を上手く使った
打法が好ましいかと思います。