
Question
レッスンに通い始めたのですが 9 I のショート
スイングばかりで、この分だとしばらくドライバ
ーまでには行きそうもありません。
こんなペースだと独学と変わらないので意味がな
いと思って辞めたくなったのですが間違っている
でしょうか?
Answer
ゴルフの奥深さを知るのに早い方でも 10 年は掛
かります。
まず、自分でなんとかなると過信している方が多
く、失敗しないと解らないのです。
一つの新しい動作や軌道を定着させるには 3 年
は掛かりますので、全体像を見ながら焦らずに忍
耐をもって取り組む必要があります。
ゴルフの深さを知らない方達は焦って 1 年で全
てをマスターできると思っていたり、酷い場合は
一回習っただけで全てが分ると勘違いしている人
もいます。
また、レベルが低過ぎたり高過ぎたりで合わなか
ったり、基礎練習が嫌いですぐに辞め、それを数
回やってやっと気が付いて、かなり年を取ってか
ら結局一からやり直している人もいます。
しかし、7 割の人が 100 すら切れないのですか
ら、恐らく一生気が付かない人の方が圧倒的に多
いのかも知れません。
ショートスイング、すなわちハーフショットとか
コントロールショットと言われる飛ばさない打法
は基本動作と言って、その中に重要な要素が沢山
詰まっています。
基礎としてアドレスの姿勢やグリップ、そしてテ
イクバックの軌道やアライメント、スタンスやト
ップの形などはどの番手でもどんなに飛ばす打法
でも同じです。
まずはこれだけある課題を定着させないと意味が
なく、やらずに次の事をするとそれまでの事が崩
れて一切身に付かず、悪い癖がついたり帳尻合わ
せのスイングになったり、ミスが多発する打ち方
や効率の悪い動作になってしまいます。
これらの基本動作が定着したら次は芯に当てる技
術や出球の方向調整、曲がらない球や決まった距
離を打つ技法の習得です。
その中で出来ている部分は除いて、違う動作や新
しい形などは一か所かあるいは二か所がせいぜい
です。
一度に意識して出来る範囲内でしばらくは定着を
待ち、ある程度自然に出来るようになって余裕が
出来たらまた新しい動作を足して行くしかありま
せん。
ところが一度に出来るだけ沢山の事を習って、し
ばらく試行錯誤して消化すれば何とかなると思っ
てすぐに我流に走る人もいますが、忘れなかった
にしてもズレて 1 年もすると全く違う振り方をし
ています。
ゴルフは再現性ですのでいかに定着度と持続性を
上げるかが勝負ですのでスコアアップはしばらく
は諦めて、徹底的に基本動作を身に付ける方が結
局実力を付ける一番の近道なのです。
欧米打法などの世界レベルの難易度の打法に大改
造となると、本来ならラウンドも 3 年間は行っ
てもゴルフにならず、1 年くらいは素振りで球打
ちすらしないで動作定着に集中するくらいのどっ
しりとした心構えで取り組む事です。
飛ばしの技などの難易度が高い技法は 3 年計画
でスイングを定着させ、さらに 3 年計画でスコ
アメイクの技法や引き出しを習得し、実践練習を
数年して 10 年後には平均が 60 台後半になる事を
目標に頑張れればプロに成る実力が付きます。
これが理想的な上達法ですので、これに出来るだ
け近づける事で上達の早さが決まります。
また、欧米打法や世界レベルの引き出しを習う事
やマンツーマンで個人のペースに合ったスピード
でメニューを作ってもらう事も大切です。
通常はプロになるまでにはみなさん遠回りをして
20 年近く掛かっていますのですが、それを 10
年で達成するだけの上達法があるのをほとんどの
方は知りません。
ゴルフは誰から何を習うからです。
誰を信じるかでゴルフ人生が決まります。