
Question
ダウンスイングのきっかけがわかりません。
色々な指導があるのでどれが良いのか混乱してし
まって、上げたはいいけどそこで固まってしまう
事があります。
アイアンはそこからなんとかなるのですがドライ
バーは無理やり腕で降ろすと最悪空振りまであり
ます。
下半身主導みたいなこと聞きますが具体的な動作
の解説は誰もしていません。
どう動けば良いのですか教えてください。
Answer
テイクバックからダウンスイングに移る事を切り
返しと言います。
この切り返しには色々な方法があるのですが、基
本的にはまず重心移動が必要です。
トップに到達して右脚に完全に体重が乗ってしま
うと左に重心が移動しなくなります。
したがって、自然の重心移動として振り子の原理
で左右に揺れる運動をしてみて下さい。
まずアドレスをして、軽く体を捻じって右足に体
重を乗せ、反対に捻じって今度は左脚に体重を乗
せ、それを交互に続けて重力に任せると勝手に速
度が決まります。
右脚に完全に体重が乗ってしまうと左には戻って
来ませんし、かと言って 10 %程度だと左足を上
げる暇もないほどすぐに切り返ってしまいます。
これで 7 - 8 割体重を右脚に乗せた状態にすると
ゆったりと左右に揺れ始め、振り子のように右、
左、右、左と重心が左右に移動します。
これと同時に肩をしっかりと回してみて下さい。
右脚に体重を乗せる時に肩を右回転させてちょう
どトップの時のように体を捻じり、同じリズムで
左に移動させる時には肩を左に回しますが頭を残
します。
両手はクロスして胸の前に置き、その運動を前傾
したまま行うと、これが切り返しの基本動作とな
ります。
ここで気づく事があります。
右に体重が移動してトップの形になった時には左
脚にはほとんど体重が乗っていません。
浮いた状態になっており、勝手に左に倒れて来ま
すのでほとんど力を使わずに重心移動を行ってい
る事になります。
次に右脚の捻転力です。
骨を軸とした回転の事で足の内側を地面に押し付
けて腰を回すと脚全体が捻じれます。
このトルクを利用して張り戻りの力が生まれます
ので、勝手に左に体重が移動しようとします。
そしてこの二つの動作が基本となって左に倒れそ
うになった時に腰掛けを入れます。
「腰掛け」とは左のお尻のすぐ後ろに椅子を置い
て、それに腰を掛ける動作です。
下の写真はタイガーがこの腰掛けをする時にお尻
を突き出した様態の形状記憶をしているなぞりで
この動きが弱くなるとこのように練習中に矯正運
動をしているところです。

そして、振りに行く時にはパワーで体重移動を素
早く確実に行う技法として右脚をつかうプッシュ
フォワードがあります。
これは右足のフクラハギに力を入れておき、腰掛
けと同時に踏みつけて腰を左にスライドさせる動
作です。
アゴの位置を変えずに腰が左後ろに移動して体が
弓状となり、インパクトに備えます。
これらの一つでも切り返しは出来ますが、高速打
法や飛距離アップの際には全てを組み込んだ方が
動作が速くなってキレが出ます。
欧米打法はさらにパワーシフトと言うトップでの
引っ張り合いを組み込みますので、小柄でも 300
Y 以上キャリーする事が可能です。