
Question
テイクバックで股関節に乗れません。
そのせいで、腰が引けてしまいます。
股関節を前傾させてから膝を少し落とすやり方を
してもダメです。
膝下が他の人より短いのですが、そのせいでしょ
うか?
その場合はどのようにして股関節に乗せればい
いでしょうか?
Answer
右股関節に乗せると言うのは感覚的な問題ですの
で常に正解とは限りません。
たとえば、始動で体重を右に移動して右脚に乗っ
てから肩を回すと右股関節に乗った気になり、ま
た体中心軸でリバースピヴォット的に回しても股
関節に乗せる事は出来ます。
実際に質問者さんのテイクバックを見てみないと
何が違うのか分かりませんが、動画で撮って腰が
スエーしていない事、背骨軸で回転している事、
起き上りがない事などの確認をして、トップの体
勢で体重が 8 割がた右脚に乗っていれば問題はあ
りません。
前傾角度や膝の曲げ具合などとは関係なく、上半
身の体重が右脚に乗る、右股関節に乗ると言う感
覚は腰をしっかりと回した中期の打法やリゾート
スイングでは良く聞く話です。
右股関節にコマネッチラインを作ると解説してい
た人もいましたが、確かに腰をしっかりと回して
テイクバックをするとズボンのそこに折り目が出
来るほどコマネッチラインが出ます。
これは右脚を一本の丸太として固定し、その他の
部位と分離して上半身だけ右に倒れながら移動す
ると下半身は一切動かさずに上半身の体重が右脚
に乗る事になります。
これで右膝も固定され、右腰も右にスエーせず、
左の肩が右膝の上に移動してトップの形を作る事
になります。
しかし、80 年代後半辺りから腰を止めたテイク
バックが流行り、ベタ足で左の膝があまり前に出
ないテイクバックが定着して現在に至っています
ので、日本もそろそろこのワインディング方式を
取り入れて世界の打法に近づいては如何かと思っ
ています。
この場合捻転の張りはマックスとなり、ミート率
や打率が上がり、軸ブレが減ってより安定した精
度の高い球が打てるようになるのです。
この腰止めテイクバックは感覚としては股関節に
乗ると言うよりも体が捻じれて張りが大きくなり
トップで止まっていられないほど腰と肩との捻転
差が大きくなります。
昔は腰は 45 度ほど回していたのですが、今はほ
ぼ 20 度程度ですので、体は捻じれて苦しい窮屈
な打法へと進化しましたが、そのメリットとして
より精度の高い球が安定して出せるようになりま
したので、股関節に乗る感覚を追い求める必要は
もうなくても良いかと思います。

以前の石川選手の打法が股関節に乗せる形