
Question アイアンのミート率を上げるには、どのような練
習が効果的ですか? Answer まず、ミート率を上げるには練習内容だけではな
く、打ち方が重要です。
エンジョーイゴルファーはリゾートゴルフで楽し
くプレーする事が目的ですので別ですが、競技に
出られる方はミート率を上げるために基礎から見
直す必要があるかも知れません。
それは基本通りの動作をされていない場合はブレ
やズレ、そして緩みによってのバラツキがあるか
らです。
その一番の原因は緩みです。 体全体に張りがあるかどうかによってブレが生じ
ますので、まずは根本からの改善が必要です。
その張りとは言い方を変えれば窮屈な振り方で、
これを嫌がって緩んだまま打っているとある程度
のところでスコアが伸びなくなります。 過去の打法の進化を見ると大きな違いにはこの張
りが重要なカギであり、例を一つ挙げるとテイク
バック時の左膝の位置です。 クラシック時代は左の踵を上げて膝を内側の前に
出していたのですが、中期ではその膝はまっすぐ
前に出すように進化しました。

クラシック打法

中期の打法
これは左膝を内側に入れると腰が良く回るので意
図的にやっていたのですが、腰と肩の張りを 強く
した方がミート率が上がる事から内側では なく前
に出すだけにして腰の回転を減らしたのです。
そして 80 年台後半にはフレッドカプルスやデイ
ビスラブなどの若手が腰をあまり回さずにテイク
バックする打法へ進化させベタ足で打つようにな
りました。

これは腰を止める事で肩と腰の捻転差を大きくし
て、より張りを強くする技法として現在の欧米打
法の主流にもなっている技法です。
したがって、左の膝はあまり前に出なくなり、 腰
と肩との捻転パワーが最高になり、さらにタ イガ
ーウッズはパワーシフトを組み込んで、ト ップで
は静止できないほど張りを作りました。
このようにこの一つだけ見てもどんどん張りが 強
くなっている事でブレが減り、張りが強くな って
飛距離を出しても方向性が悪くならないように精
度を上げて行ったのです。
さらにタイガー打法は左サイドベンド、右サイド
ベンドや圧縮動作によって体が収縮して張りは最
大まで上がっています。
今や、楽に楽しく振りましょうと言う時代ではな
く、いかにミート率を上げるかの勝負となりまし
たので、これも日本はこれから取り入れて行く必
要がある技術の一つかと思われます。
また、テイクバックの軌道でミート率が 8 割決ま
るとも言われるほどヘッドがどこを通ってトップ
まで上がるかも大切な要素です。
しっかりと時系列で分解して位置を確認し、その
位置がズレたら元に戻すを言う作業が必要です。
そして、リズムやテンポ、肩が開くタイミングや
手首の角度などによってもミート率が左右されま
すので、結局基礎練習からやり直すだけの努力が
必要だと言う事になり、生涯で 3 回は徹底的に
基礎練習で精度を上げて再現性を高める必要があ
るかも知れません。
どこを目指すかによっても違いますが、一度も芯
を外さずに回るのは稀ですがあります。
動作の定着と練習量によってミート率は安定しま
すので、逆に一度も真芯に当たらずにラウンドさ
れたりした時には基礎練習からやり直しの良い機
会だと思います。