
Question
スイングが全くわからなくなりました。
歴 10 年、体調崩して入院をした経緯があるもの
のみるみる打ち方が分からなくなり、ついに本当
に初めてクラブを握るレベルになってしまいまし
た。
スコアは常に 80 台だったのが 115 前後を連発し
ており、どう動いてどうするのがゴルフで正解な
のかが全く分からなくなりました。
Answer
以前にも何度かこのようなご質問をいただきまし
たが、ゴルフはパソコンとは違い一度入力したら
同じ作用をするものではありません。
インプットするだけでも訓練が必要でその通りに
出来るようになるまでにもかなりの時間が掛かる
動作もあれば、やっと出来たと思ってもそれが定
着するのに一万回もの反復が必要だったりするの
がゴルフです。
そして、安定して心配なくナイスショットが連発
するようになってからも突然当たらなくなる事が
あるのは当たり前の事で、それを計算に入れてお
られないゴルファーがほとんどです。
偶然当たったのを感覚で覚えて出来たと思ってい
ると、結局自分がどう動いているのかを具体的に
解明でず、ヘッドがどこを通っているのかやどこ
の部位がどのくらい先に動くのかなどのタイミン
グもアバウトで、感覚で覚えたスイングは崩れた
時にまた振り出しに戻るのです。
体が覚えて何も考えずに打てるのが上手い人で仕
上がった状態だと皆さん勘違いされているようで
すが、何度も同じ事をやっていると再現性だけ上
がって上手く当たるようになります。
しかし、同時に左脳でも自分がどう動いているか
を理解する必要があるのです。
感覚で覚えて絶好調の方はたまたま偶然に当たっ
ているだけで、いつ崩れてもおかしくない状態だ
と言う事に気が付くのは崩れた時です。
同じ事を何度もやっていると再現性が高まり、ど
んな打ち方をしてもプロ級になれるほど安定する
のですが、いつかは必ずズレたり忘れたりして当
たらなくなります。
もちろん潜在脳に保存して無意識にでも正確に打
てるレベルまで行く事は重要なのですが、それだ
けでは体調の変化や重労働をしたりしただけでズ
レて当たらなくなります。
幼少期から遊びの中で覚えてプロになっている人
が多いのですが、出来てしまっているのでわざわ
ざどう動いているのかなどは考えもせずに、いざ
崩れた時に慌てるのです。
人間は持続不可能な動物だと認識する必要があり
どんなスポーツやダンスや楽器でも同じように維
持するのは大変な事ですが、楽器は指が忘れても
楽譜があるのですぐに戻せますし、武道は形があ
って基礎練習をすれば戻せます。
しかし、ゴルフはほとんどの方は基礎を習わず基
本動作も知らずに、どうやればヘッドが正しい軌
道を走るのかなどを把握しておらず、偶然に当た
っているだけなのです。
病み上がりは筋力や神経が衰えていますので、一
度に元に戻さずに基礎練習から始めて少しずつ元
に戻す事が基本ですが、質問者さんはすでに試行
錯誤されて完全に再現性を崩した状態ですので、
残念ですがまた最初からやり直しになります。
世界ランキング一位になったプロですらこの滑落
から立て直せずに引退している事例がいくつもあ
りますので慎重かつ真剣に取り組む必要があるの
がゴルフです。
この厳しさが現実ですので体と頭の両方でしっか
りと記憶しながら少しずつフォームを覚えて行き
ましょう。
