Question
シャフトのしなりが大切なら、より柔らかい方
が良いと思いますが。違いますか?
正しいしなりの方向は、、ヒール方向ですか?
それともフェイス方向ですか?
Answer
シャフトのしなりは 3 方向です。
まず、スイング軌道上でヘッドが遅れるしなりが
一つあります。
これによって手よりもヘッドが後からついて来
ると言う位置関係になり、それを一般的にしな
り、とかタメとか言う言葉で表現しています。
次にトウダウンです。
これは剣道の構えでクラブを突き出した時にヘッ
ドが地面に向かって下がる現象です。
クラブの先のトウと呼ばれる部位が下がるので
トウダウンと言われています。
そして、シャフトを選ぶ時に大切なスペックのひ
とつの捻れ、いわゆるトルクです。
これはシャフトが捻じれてフェイスが開いたり閉
じたりしますので、打球の方向性に関わります。
軟らかいシャフトはトルクも高いのでより捻じれ
ますので、それだけフェイスが開いてスライスや
プッシュが出やすくなります。
進行方向のヘッドの遅れは振り遅れとなって掴ま
らない打球になりやすく、理論的にもロボットに
よる実験でも確かに飛距離は伸びます。
ただ、現実はアイアンと同じタイミングで振れな
いと左右のバラツキが生涯安定しない可能性があ
ります。
例えばアイアンは DG - S 200 を使っているの
に、ドライバーは R を使っている場合などです。
アイアンはほとんどしならないのに、ドライバー
がグニャグニャではヘッドのしなり戻りの時間が
違いすぎてタイミングが合いません。
硬いシャフトは誰にでも打てますが、柔らかい
シャフトはゆっくりと振らないとタイミングが合
いません。
しなりはしなり戻りでヘッドスピードが確かに上
がりますが、柔らかいシャフトと硬いシャフトの
違いは上級者ほど重要です。
例えば柔らかシャフトは 10 球に 1 球 10 Y 伸びる
可能性はありますが、芯を外した時に硬いシャフ
トだとラフで済むのが2回に 1 回は OB になる可
能性があります。
これはヘッドの軌道方向のしなりの振り遅れでの
OB になる可能性があるだけではなく、球がトウ
側に当たった時にトルクが高いとインパクトの衝
撃でフェイスが開くためにスライスやプッシュが
出る可能性があり、これは防ぎようがありません。
軽いシャフトは痛みを抱えた方や高齢の方には有
り難い製品ですが、若い健常者はプロが使うよう
な重くて硬いシャフトを選ぶのが無難かと思いま
す。