
Question
体を回さず手でビュンと振ったほうが体の真
ん中でヘッドが加速しませんか?(最終的に
多少は体が回りますが始動は腕です)
Answer
これは初歩的な問題で、どの部位や筋肉を使
うと一番飛ぶかなのですが、単純に考えてみ
ると良く分かります。
まず、下半身の筋肉は 7 割と言われており、
それに腹筋や背筋を入れた残りが腕です。
机上の理論から言っても一目瞭然です。
また、筋肉は力む時だけパワーが出るのでは
なく、伸びた筋肉が勝手に戻る時にもパワー
が出ます。
手振りはこの筋肉の収縮の力は手首のコック
アンコックくらいで、体や脚腰のしなりの
10 分の 1 程度しかありません。
また、体全体を使う事でムチ効果を意図的に
作り上げる事ができます。
本物の鞭の先端は音速を超えると言われるほ
どムチ効果はとんでもないパワーを生み、手
振りではとても考えられないヘッドスピード
が出ます。
基本的にスイングは縦の落下と横の回転の合
成で、縦は腕で横は体で造ります。
腰の回転は脚のパワーも入ってかなりの速度
で開くのですが、腰を開く事で肩が引っ張ら
れ、肩が開く事で左腕が引っ張られます。
この動作によって横回転が作られるのですが
腕や手だけで横回転と縦の両方を作るのは人
体構造上限界があります。
飛距離を出すには全身の筋肉を使う事であっ
て、使う部位が多いほど飛ぶのです。
質問者さんはたまたま偶然に手や肩の動きで
ジャストミートして飛んだ経験があるのでそ
れを仰っておられるのだと思うのですが、欧
米選手達が 300 Y も飛ばすのはそれなりの部
位を使って振っているからです。
キャリーで 300 Y 8 割の力で 14 回出せるよ
うになるまでは 15 種類ほどの飛ばしの技を
習得し、それを使う能力を養って定着させる
事です。
ゴルフを語るにはまずキャリーで 300 Y を
14 回 FW に打って 60 台で廻るための技術
や引き出しを知ってからですが、中高年の方
々や練習時間が取れない方などは目標を下げ
て 10 種類にするとか 7 種類で仕上げるなど
個人の能力に応じて選択すれば良い事です。
まずは怪我をしない程度に振る事で、最初
は自然落下と体重移動だけのシンプルスイ
ングをマスターし、そこに一つずつ飛ばし
の技を組み込んで安定してからまた一つと
いうように焦らずに少しずつ飛距離が出る
フォームをアレンジしながらご自身で組み
立ててみてください。