
Question
素早くテークバックした方が、素早くダウン~
フォローに移行できるのではないかと思います
が如何ですか?
松山選手の様にゆっくり上げていくスイングも
あるし、一概に言えないと思うのですが理論的
(物理的?)には如何ですか?
ブランコによく例えられますが、それを想像す
るとゆっくり頂点に向かって行き、そこから加
速している様に見え、結局ゴルフで言う切り返
しが理解・体現出来ているかどうかの話になる
のでしょうか?
Answer
マキロイはテイクバックを速くすればダウンス
イングも速くなると言っています。
これは腰を止めてテイクバックする事で肩と腰
との捻転差によって張りが強くなるからです。
これはトップでぶつけてその跳ね返りでヘッド
スピードを上げる技法で、タイガー打法などの
欧米打法にはこの腰を止めて巻き上げるワイン
ディングが入っています。
ところが松山選手が行っている打法は昔の体重
移動だけで打っていた打法の名残で、タイミン
グが合わせ易い打法です。
それでも、トップで一度止まってからは腰が先
行して張りを作っていますので、飛距離は多少
落ちますが筋力で彼はカバーしています。
この打法ではテイクバックの速度はダウンスイ
ングに反映されませんので、ゆっくりと上げた
方がより正確で安全なのです。
したがってむしろゆっくりと正確に上げて、間
合いを作ってから下した方が安定し易い事から
「松山ポーズ」と言って真似をする欧米選手も
出てきています。
この両者の打法は 58 度だと 10 Y ほどの違い
がありますので、ロングコントロールショトと
フルショットの打法として使い分ける事も可能
です。
このパワーシフトは腰を止めて上げるワインデ
ィンを入れずにトップでぶつけてもそれなりの
跳ね返りがあり飛距離は伸びますので、そこだ
け取り入れても良いと思います。
ただ、スイング全体が速くなるので体重移動が
間に合わなかったり、インパクトの弓が完成し
ない内に打ってしまって引っ掛ける事がありま
すので、体の動きや重心移動も同時に速くしな
いとタイミングがズレてしまいます。
パワーシフトでないのに切り返しを早くすると
急ぎ打ちになってシャンクしたりヒールトップ
する事もありますで、これらはセットとして考
えて下さい。
アマチュアはトップで止める打法でも充分です
が、これからアメリカに行くジュニアは最初か
らパワーシフトを組み込んで完成させてから行
くようにしましょう。