
フルスイングだけでは不十分
Question
欧米打法では 9 種類の球種を打ち分けると高
橋塾で紹介しているのですが、どの球種がどん
な状況で必要なのか教えて下さい。
Answer
9 種類の球種とは欧米選手達が持っている引き
出しで、持ち球一種類で勝負している選手はい
ません。
ゴルフは将棋のようにまず駒を揃え、それによ
って引き出しを作る必要があります。
なぜかと言うとフルショットだけでは番手間距
離を出すのに力量を変えて失敗することや、ア
イアンでフルショットはミスが出易いこと、ま
たスピンコントロールが出来ないので硬さの違
うグリーンで落ちた位置に止める事ができない
などの限界が出て来るからです。
番手間は弱く打ったり強く打ったりして調整す
ると力みが入ってトップしたり引っ掛けたりし
易い事や、力を抜いて打つと緩んでダフッたり
する事で失敗の原因になります。
したがって、番手間を出すには弾道を高くして
短めに打ったり、低い球で飛距離を伸ばしたり
する引き出しが一つ必要です。
また、ドローで飛距離を出したりフェイドで短
めに打つ事もその方法の一つで、レイアウトや
ライ、そして風などの状況に応じて選択すると
よりミスの少ない、大怪我しないアプローチが
出来るのです。
そして、さらに危険を回避するために池超えは
せず、曲げ球で回して万が一突風で押し戻され
ても池ポチャにならないようにします。
曲げ球はスタイミーな木を避けたり、ドッグレ
ッグで道なりに打つだけの用途ではなく、ドロ
ーで飛び過ぎる時にはハイドローにして短めに
調整したりもするのです。
この球筋とはストレート、フェイド、ドローの
3 種類に上段、中断、下段の 3 種類を組み合
わせたもので、基本は中断のストレートです。
また、同じドローでもカーブの度合いを分ける
事が出来、また高さも微妙に球の位置で調整が
できますの球種は無限大になります。
ただ、あくまでも基本として大きく分けると 9
種類になると言うのがタイガーウッズの論理で
これが現在の世界トップのレベルなのです。
この中で難しいのはハイドローとローフェイド
で、タイガーウッズはタイガーチルドレン達に
それを披露している動画がアップされていて、
若者達がそのハイドローを見て驚いている様子
が見て取れます。
高さは基本として球の位置をずらし、さらにハ
ンドファースト度を変えたり、極端にハンドレ
イトにして高く上げながらスピン量を増やして
ラフからの砲台グリーンで止めたりする事が可
能で、ジャスティントーマスはその第一人者と
して有名です。
もちろんアゲンストや横風の場合にはスピン量
の少ない低い球を打ちますので普段出さないよ
うな低い球も引き出しとして必要です。
まずはストレート、ドロー、フェイドの 3 種
類に、上段下段の合計 6 種類を引き出しとして
マスターする事でゴルフの醍醐味が増え、上級
の内容になります。
いつまでも一種類の球種で頑張っても限界があ
りますので、これらの技術を習得してもっと上
を目指しましょう!