
打てないと攻略が難しくなる
Question
欧米打法では 9 種類の球種を打ち分けると高
橋塾で紹介しているのですが、どの球種がどん
な状況で必要なのか教えて下さい。
Answer
タイガーウッズが ZOZO で来日した際に明治大
学のゴルフ部で指導した動画に、この 9 種類
の打球を打ち分けて見せて欲しいと言う場面が
ありました。
日本はまだそのレベルではない事を知らなかっ
たようで学生達は戸惑っていたのですが、世界
は学生時代にすでに雲泥の差があると言う事が
分かります。
グランドスラマーなどのトップ選手達は当然の
ごとくこれらの球種を使い分けて様々な攻略法
で勝負しているのですが、日本の大学では「そ
ろそろ持ち球を決めた方がいいよ」と先輩に言
われるのだと言います。
さて、これらの球種をどのような状況で使うか
をまず知る事から入ります。
基本はストレート球で真っ直ぐに出る打球で、
これは通常のショットで中弾道を使います。
下段で打つ場合は球を右に置くか、ハンドファ
ースト度を大きくすると低い球で飛距離が伸び
る事で、ちょっとこの番手では短いなと思った
場合には球の位置で調整が出来ます。
同じように上段で打つ場合は球を左に置くか、
ハンドレイトで打ち、さらに短くしたりスピン
量を上げたい場合には両方行います。
砲台グリーンでピンが手前に切られている場合
などはこの球です。
次にドローは球を右に置いて被せますのでその
分飛距離が出ます。
一本から二本分は飛距離が変わりますので、こ
れもどれだけ被せるかは人や道具によって違い
ますので実際に打ってみて覚えます。
これは池やショートサイドのバンカーを避けて
右から回す時や左からの強風で流される場合な
どに喧嘩させてストレート球を打つ方法です。
この際に 7 番だと大きすぎるが 8 番だと短い
と言うケースが出来ます。
そこで 8 番アイアンでロードローを打つか、7
番アイアンでハイドローにするかで縦距離を合
わせます。
フェイドも同じように曲げ球は縦距離調整に役
に立ちますので結局最低この 9 種類の打球が
必要になってきます。
ドッグレッグで道なりに曲げたり、傾斜にぶつ
けて止めたりはもちろん、スタイミーな木を避
ける時などは中段のフェイドやドローで良いの
ですが、落ちてからすぐに止めたい場合はハイ
ドローやハイフェイドが必要で、グリーンの硬
さによっても色々な引き出しの中からピッタリ
と合った球種を選択します。
グリーンには硬さの違いがあり、傾斜も起伏も
それぞれで、ピンポイントで落とさないとバー
ディーが取れないホールがあります。
乗りさえすれば良いと言うパーゴルフではなく
いかにベタピン率を上げる内容にするかは、こ
れらの引き出しを持っているかいないかです。
スコア的には雲泥の差が出る事になるのを知っ
ている人は少ないのですが、偶然運が良くて取
るバーディーではなく、誰が見てもバーディー
は無理だと思うホールでも安全にベタピンに止
める事が出来る技法の一つですので、 9 種類の
球種は日本でも将来的には必要不可欠な技能と
なるでしょう。