
一時的な枝派の流行打法には要注意
Question
練習は嘘をつかないと良くいいますが、先日下
手を固めているねと皮肉っぽく言われました。
どんな練習でもすればするほど上手くなると思
っていたのですが、いくら練習しても上手くな
らないって事があるんでしょうか?
練習は量よりも内容なのでしょうか?
Answer
ゴルフは再現性ですので、ある程度までは同じ
事さえ出来れば上手くなります。
ところが筋肉の使い方、体の使い方などでその
再現性が上がらないケースがあります。
例えば軸ブレする筋肉の使い方で上げて、それ
をブレないように違う筋肉で止めながら精度を
上げようとしている人が大勢いるのですが、こ
れでは一生軸ブレの心配です。
効率の悪い動作、余計な動きが入ったスイング
やズレても分からないクラブの動きなど、基本
から外れたスイングではミスが減らずに再現性
が高まらないのです。
やはりダメな動きはダメになる、と言う意味で
は練習は嘘を付きませんが、毎回ナイスショッ
トが出る打ち方をするには正しい動き、効率の
良い動き、無駄な動きがなく再現性が高い振り
方をしなければならず、その練習はすればする
ほど上手くなるのですが、間違った動作はやれ
ばやるほど悪い癖を固める事になるのです。
目的もなくただ当てるだけの練習をほとんどの
方がされているのですが、まず効果的な練習に
はならず、それ以外にもゴルフをダメにする事
が 2 つあります。
一つは意味のない改造で、もう一つは当たらな
い時に原因特定が出来ていないのにあちこちを
いじる事です。
レッスンビデオを見ていても良くあるのは当た
らない原因が分らない指導者が関係のない場所
を変えさせる事です。
そこじゃないでしょう~と言いたくなる場面を
良く見るのですが、やらせのビフォーアフター
で一瞬にして上手くなったように見せる動画で
す。
見ている側はいかにも的を射た指導だと勘違い
して信用してしまうのですが、その裏付け理論
が恐ろしく稚拙でトンチンカンなのに、初心者
にはそれが気が付かないのです。
また、原因特定が出来ない指導者の中には打法
自体を大改造させる人がいて、そんなに改造し
たら長年の再現性を全て捨てさせる事になり、
余計な遠回りをさせる事になるのにと思う場面
に良く遭遇します。
アメリカで一時的に流行る枝派の打法をたまた
まかじってしまった人など、それが世界最高峰
の打法だと勘違いしてか、それを集客の材料に
している YouTuber を数人見かけます。
枝派の打法とは少数の人がトライアルで実験的
に違った振り方をして流行らせようとしている
打法で、むしろ退化している事もあり。無駄に
難易度を上げて遠回りさせる物もあるのです。
ただ闇雲に球を打てば上手くなると教える人は
一言で全てを伝える事は出来ない事を知ってい
る人や右脳と左脳が繋がっていない人達で、基
本の動作や飛ばしの技、駒や引き出し作りのた
めの目的のある練習が必要なのに、やたらと打
たせて偶然当たるのを待ってそれを覚えろと言
う人達です。
年配の方で我流でシングルになったと言う方が
トラックいっぱい打てば成れると言っているの
ですが、彼は数千人の中の一人で、ほとんどの
人は挫折したり上達を諦めた人達です。
その中には断念してゴルフ自体を辞めてしまっ
た人もいて、我々はゴルフ場では遭わない人と
なり、会う人は僅かな成功者やエンジョイゴル
ファーだけなので勘違いするのです。
上達する練習方法、効率の良い練習内容とは目
的を持ち、必要な技術や引き出しを使いこなす
能力を養う練習で、決して一本ずつナイスショ
ットを出す練習ではありません。
飛球術 15 種類、9 種の球種、5 種類の打法、6
種類のフォロー、これらの組み合わせで確実に
縦距離、特に番手間距離をより正確に出せる技
能を獲得する事が最高の練習内容です。