
Question
石川遼選手はスイングをいじり過ぎだと思うの
ですが、最近やっと落ち着いて来た感じです。
なぜ、それほど変えたいのでしょうか?
何が不満なのかさっぱり分かりません。
ご意見をお聞かせ下さい。
Answer
アメリカでシード権を失って帰国したのですが
欧米打法を目の当たりにして飛距離のなさや引
き出しの少なさで何かを変えたかったのだと思
います。
渡米した選手はそれで改造してほとんどの人は
成績を落としてしまっています。
この 1 年ほどは改造は止まり、やっとこれから
定着期間に入るではないでしょうか?
腰を止めてワインディングでテイクバックする
動作を組み込んで飛距離も精度も良くなったの
ですが、セットアップにまだ問題が残っており
先日の 19 回目の優勝の最終日は DR を封印し
ていました。
見る限りほどんとスプーンでのティーショット
でしたが、それでも左に巻く球でほとんどがラ
フでパーをキープするのがやっとでした。
優勝はしたものの最終日は本人に笑顔がなく、
納得が行かなかった内容だった事は見ていてす
ぐに分かりました。
FW から打てなかったのでアイアンの精度もイ
マイチでロングパットが多く、寄せとパターで
なんとかパーセイブの苦しい内容でした。
彼はもともと棒立ちで前傾角が高く、アイアン
は良いのですがドライバーはその割合で立つと
ほぼ直立になってしまい無理があるのです。
前傾角には番手ごとに適正な角度があります。
12 度程度から 27 度程度の間の 7.5 度で全ての
クラブが収まれば良いのですが、それ以上立っ
たりすると動き自体に歪が出ます。
ダウンスイングで右肘が体にぶつかったり、横
回転のパワーが上手く使えなかったりとデメリ
ットの方が多いのです。
スイングプレイン角は地面に対して角番手ごと
に 0.5 度ずつ違うのですが、自分の背骨に対し
ては全て同じ角度にすると、どの番手も当たる
のです。
したがって、ウエッジで降ろす時の角度もドラ
イバーも体に対しては全て同じ角度で引き落と
しますのでミート率が上がりミスが少なくて済
むのです。
これがジャックニクラウスが推奨するワンスイ
ング理論です。
ところが全体的にあまりにも立ち過ぎていると
歪のでる前傾角となってしまい、違う動作を入
れて帳尻合わせをするか、それを拒否すると芯
を外します。
フォーム改造も必要だったかも知れませんが、
それ以上にスパインシャフト角を 90 度にして
全て 90 に統一して今のフォームで打てば、長
いクラブも短いクラブもどの番手も同じ角度で
振って当たるようになるのです。
このまま固めようとしても時間が掛かり過ぎて
とても苦しいゴルフを強いられそうですので、
13 本とも体に対しては全く同じ角度で降ろし
て来て当たるセットアップにすれば、今までの
努力の結果がすぐに出ると思います。