
駒を揃えたら引き出し、そして攻略法
Question
ベスト 68、HDCP 8、直近 10 ラウンド平均
78 の 54 歳です。
練習は週 3 回ですが、片手シングルになるに
はどのような練習をし、何を課題としたら良い
かが分かりません。
普段どんなメニューで練習をしたら良いかを教
えてください。
Answer
年齢的にこれからは無理ができなくなる時期で
すので、飛距離は効率を上げる調整だけにして
大改造せずに伸ばした方が良いかと思います。
ただ、スコアアップするにはもっと重要な課題
がありますので、その内容をご紹介します。
まず、認識していただきたいことは、質問者さ
んは今大きな壁を前にしている事です。
それは両手と片手シングルの間に大きな壁があ
り、これを超えるには意識改革が必要です。
今まではパーゴルフをされてきたのですが、こ
れからはバーディーゴルフと言う内容が違うゴ
ルフを目指します。
全てに磨きを掛ける事はもちろんなのですが、
最重要課題はベタピン率を上げる事です。
したがってここからはアプローチの精度を上げ
るために必要な技術の習得です。
寄せワンは恐らく問題なくパティングも十分か
と思うのですが、問題は 120 Y 以下のアプロ
ーチでのワンパット圏内に止める技能です。
質問者さんはこの距離でバーディーではなくパ
ーが取れれば良いと思っていませんか?
その思考をバーディーに変えないと、いつまで
経ってもパーゴルフを卒業できません。
この距離でのパーはボギーと同じです。
プロレベルでは 150 Y 以内ですし、高齢者や
女子なら 100 Y 以内と言う事です。
せっかくバーディーチャンスのサービスホール
なのに、それをパーしか取れないのは実力がな
いと言う事です。
パー 5 の 3 打目はほぼこの距離です。
パー 4 も 3 分の 1 は短く、パー 3 も一つは
短い設計のコースがほとんどです。
この計算で行くと 8 - 9 ホールはチャンスホ
ールで、ミスしても 6 つはバーディーが取れ
るホールがあります。
したがって目標はまず 6 つバーディーを取る
ことで、そのためには究極の技術を習得し、
それを使って思った縦距離を出す能力を訓練に
よって養う事です。
まず、100 Y を 3 本のクラブでベタピンにする
ための打法を習得します。
これによってスピン量が 3 種類になりますの
で柔らかい受けグリーン、普通の平坦なグリー
ン、そして競技設定の硬い砲台グリーンにそれ
ぞれ適したスピン量を大まかに変えます。
次にフォローで自然のローテーションで打つ打
法では 100 Y だったら、方向出しをすると 95
Y になり、クラブを意図的に返すと 105 Y にな
ったりとフォローで縦距離を調整します。
また、高さを替える事で番手間を出しますので
球の左右位置を変えたり、ハンドファースト度
を換えて高さ調整します。
この技法を組み合わせるとスピン量をさらにコ
ントロールする事が出来ます。
そして曲げ球によっても縦距離を調整できます
ので、風に乗せたり喧嘩させたりでも縦距離が
調整できます。
メジャー級のトッププロ達ははこの引き出しの
数が違いますので、あらゆる設定や天候、レイ
アウトや体調などの違いでも対応できます。
長い番手を持つと緩んでミス、短い番手だと力
んでトップや引っ掛ける事があります。
両手まではこの力加減でとにかくグリーンに乗
れば良い、あるいは近づければ良い程度の精度
しか習得していませんので、その結果が両手な
のです。
ここからが本当のゴルフです。
何を練習して良いか分からないなどと、相当時
間を無駄にされて来たようですが、これらの重
要な技術を習得するのに昔は 10 年掛かっていた
のですが、最近はシュミレーションがあるので
3 年ほどで習得でき、さらに悪い癖を治すなど
の個人的課題もクリアする必要があります。
600 年からの歴史の中で培われて来た最高峰の
技術は恐らく複数回のメジャー優勝者しか持っ
ていない技術で、それをアメリカから持ち帰っ
たのが唯一高橋塾です。
日本のトッププロ達を教えるツアープロコーチ
にはどうしても必要な技術ですのでぜひ参考に
していただきたいと思います。