
世界の主流はタイガー打法
Question
マキロイは知っていますが、タイガーウッズの
全盛期を知らないのでどんな人だったのか教え
て下さい。
Answer
80 年代、ほとんどの選手は 280 Y の飛距離が
常識だったのですが、デイビスラブが 300 Y
を超え、タイガーはキャリーで 300 Y を超え
るドライバーでプロ入りしました。
黒人であった事もあってマスコミは賛否両論
あり、マンぶりの飛ばし屋だと言って彼の実
力を見ない専門家達が数多くいました。
ただ、その当時から同じような飛距離の選手は
何人かツアーに居たのですが上位に行けずに予
選落ちなどでほとんどテレビに映る事はありま
せんでしたので、そのうちの一人と言う扱いを
されたのですが、放送されるに従って、ちょっ
と待てよ! ショートゲームも上手いぞと言う
噂が流れ、どんどん頭角を現したのです。
当時はバラタボールと言って表面が柔らかく、
糸巻で一回トップするとパックリと口が開いて
使えなくなるため、アマチュアは 2 ピースボ
ールと言って現在使われているようなボールを
使っていました。
バラタボールは飛距離が現在の飛距離の 9 割
程度の飛距離でしたが操作性が高く、スピン量
が多いのでプロの 9 割はこのボールでした。
彼がプロ転向した当初、コースはタイガー潰し
で 280 Y までは FW として芝生はカットされて
いたのですが、その先はラフと同じ長さに生や
してタイガーに優勝されないように対処したの
です。
当時の評判はあれだけ飛距離が出ればスコアメ
イクも有利だと言われ、専門家達は飛距離がな
ければ優勝もないだろうと言う評価でした。
そして、彼はドライバーが打てずにウッドでテ
ィーショットしていたのですが、それでも優勝
したのです。
メディアは慌ててタイガーに注目するようにな
り、飛距離だけではない、小技も一流だと報道
し始めたのです。
また、白人のスポーツは野球もバスケも全て黒
人に取られ、ゴルフだけは黒人は入れないぞと
言う一部の白人達にも負けずに、全てはスコア
で戦うと言うタイガーの情熱が見え始め、どう
見ても否定できないほどの実力を見せつけ始め
たのです。
そして、ブッチハーマン氏の指導によって 10
年を掛けてトップの座に登り詰め、歴代の記録
などを数々更新して、見事に実力でゴルフ界に
革命をお越し、打法を進化させたのです。
ただ、日本にはそのタイガー打法が来ていない
事でその違いが判る人はほとんどいません。
2010 年から 3 年間はスタック & ティルトと
言う打法に改造し、結局メジャーには飛距離が
足りなくて勝てないと分かり、また元のタイガ
ー打法に戻して 6 年の歳月を無駄にしました。
また、スキュンダルや交通事故で右脚を複雑骨
折し、今は年に数回出場するだけで息子のチャ
ーリーにノウハウを継承しています。
マキロイとアダムスコットはタイガーを見て憧
れてタイガー打法をコピーして世界のトップク
ラスに入り、マキロイはツアー一位の飛距離を
出し、アダムスコットは 30 になった時には怪
我を懸念して右足の蹴りを抜いて飛距離を落と
して、それでもマスターズに優勝しました。
現在活躍しているトップ選手達の多くはタイガ
ーを見てプロ入りしたタイガーチルドレンで、
その影響力は凄いものがあります。
そして彼がきっかけで世界のコースが 7000 Y
が最高クラスだったのが現在は 7500 クラス
まで伸びて、ツアーのトップ 125 人はみな平
均飛距離が 300 Y 超えとなったのです。
2000 年代の全盛期には年収が 100 億円を超
えて野球やバスケットのトップ選手の収入を
何年か超え、スポーツ界まで影響を及ぼした
選手です。
マキロイは未だにタイガーに質問攻めで色々
と吸収しようとしています。
年間優勝数や総優勝数などもさるながら、2
位との差を 15 打ほどつけての優勝とかはタ
イガー以降は見たことがありません。
おそらく 100 年に一人の逸材となるだろうと
言うのが一般的な見解です。