
朝起きたら風邪をひいていた。
それもお馴染み、熱が出るほどではなくて頑張れば日常生活がこなせるから誰も心配してくれないし頑張るしかないけどめっちゃ身体は怠くて地味だけど実は一番つらいやつ、こんにちは。
とりあえず日記に書いとこうと思った。手帳に英語日記をつけている。
I think I'm coming down with cold.
風邪をひいた気がする。チャットGPTに添削してもらったら「a cold」にしてと直された。そりゃそう。いまだに冠詞を忘れるとは。
I've had a slight sore throat and I've felt woozy since this morning.
今朝から軽く喉が痛くて身体が怠い。チャットGPTに添削してもらうと、かなり良いと褒められた。さらに「kind of woozy」にすると柔らかくなると。確かに。
でも春に比べたらずっとスラスラと英語が出てくるようになったな、と密かに嬉しくなる。倦怠感を感じたり達成感を感じたり、単純で忙しい身体である。
風邪をひいていて、7歳も4歳も冬休みで、ひたすらカオスな家の中でこんなふうに外国語が学べる2026年よ。私はいつかの未来に暮らしている。この喜びを噛み締めたい。
今日はもともと二つの用事があった。次男の予防接種と長男の習い事。風邪をひいたということは、神からのお告げに違いない。私は頑張らない方向へはすぐに舵を切るタイプである。全ての予定を潔くキャンセルする。
今日はソファーに座ってたっぷり絵本を読んだり、子どもたちとの穏やかな冬の一日を満喫しよう。
そんなふうに思っていた。なぜ子育て歴も7年半になるなのに、私はこんな非現実的な妄想ができるんだろう?
朝のうちに勉強とゲームを終わらせ、お昼ごはんを食べ終わると、「まだ1時? 今から公園行きたいッ!」と長男が言い出した。あれ、話が違う。
「今日ママ風邪だからサッカーお休みにしていいって言ってくれたじゃん?」
「でも公園行きたくなった!暇だし!ママもさ、運動した方が風邪も治るから行こうよ!」
「えー家にいたい」
「公園行く」
「好きな本読んであげるからさ」
「ダメ。冬休み最後だし公園連れてって!お願い!」
頼み方が上手くなっている。
返事を渋っているうちに7歳4歳はケンカして暴れ始め、家はさながらジャングルと化した。いや、ジャングルのゴリラだってもっと控えめに振る舞うだろう。私は速やかに悟った。
行くしかない。
雪だるまのように着込んでマスクを装着、極寒の公園のベンチで一時間、ひたすらに耐えた。
こんなに冷え切った真冬の公園でも、二人とも目いっぱい遊んでいて微笑ましい、というのは理想で、現実は絶妙に違う。子どもは何もないところでも楽しんでしまう遊びの天才です、と育児本に書いてあったのに、ふつうに立派に暇している。
公園じゃつまらないお買い物連れてってやっぱり三輪車じゃなくて自転車にすればよかった違う公園にするしない寒いもう帰るまだ帰らない、極寒の中、さまざまな説得や調整があり、私は疲れ果てたのと風邪薬のせいでベンチで何度も気を失い寝かけていた。
習い事、キャンセルしたの誰?
神はお告げなど出していなかった。予定通りサッカー教室に連れて行っておけば、今頃コーチがいて練習があり、次男は暴れているだろうが二人暴れているよりラクだったはず。お月謝ももったいないし。
予定もない午後、男子二人と家で穏やかに過ごせるはずがないのだ。そんなの何度も経験しているのに、なぜ私は学ばないのだ!
夜、日記の続きを書く。英語日記、それはすべての地味な経験を英語表現の学びに昇華する、素晴らしき営みである。
I kind of regret canceling soccer today. We ended up going to the playground anyway. Being mom is tough sometimes.
今日はサッカーの習い事をキャンセルしなければよかった。結局子どもたちを公園に連れて行くことになっちゃったし。ママって本当に大変。
チャットGPTはとてもよく書けていると褒めてくれた。ただ「a mom」にしてと直された。そりゃそう。またも冠詞を忘れている。
またも冠詞を忘れている!

何度でも間違えるし、何度でも忘れる。
しかしどんなに地味な失敗も、英語日記に書けるしブログにも書ける、2026年の素晴らしさよ。私はいつかの未来に暮らしている。
過ちを繰り返しながら、すべてを忘れながら、この驚きと喜びを噛み締めない手はない。明日も懲りずに楽しんで生きなくちゃ。

Sweet+++ tea time
ayako
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