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名前のない瞬間。そこにとびきりの幸福がある / クリスマス日記2025

ケーキを焼こう。

寝覚めの良いクリスマスイブ。体調はよく、外は雨が降っている。これは神からの啓示だろう。

前日からヘトヘトでもうスポンジケーキは買いに行こうと思っていたが、雨の中いつも何かとプンスコしている4歳男子を連れて買いに行くより、家で作る方がずっとラクである。焼きなさい、ケーキを。

今年になってから家族の誕生日ケーキもすべて手作りとなった。それというのも私が料理好きの家庭的母だからではなく、近くにケーキ屋がなく、且つイザベル・ボワノさんのこの本に神のレシピが載っているからである。

絶対失敗しない、特別な型も不要、怖いくらい簡単、そして偏食の子どもがめちゃくちゃ喜んで食べる美味しさである。長男は甘いものが好きじゃないので市販のケーキは基本食べないが、これだけは狂うように食べるという奇跡のレシピ。

今回も、無事に焼けた。

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朝食に、楽しみにしていたクランベリー入りベーグルを食べる。成城石井のパンとお惣菜はいつ何時も絶対わたしを裏切らないな、と重いおいしさを噛みしめる。

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次男が小さなチンアナゴのおもちゃ(昔ガチャガチャで出てきた)を持ってきて「ママ、これなあに?ママのスマホで見せて」というので「チンアナゴだよ」と言って検索画像を見せてあげた。

小さなスマホの画面に映る奇妙かわいい生物にウキウキしながら二人で見いる。

「水族館に本物のチンアナゴ見に行く?」

「ん? 大丈夫だよ。行かなくていい」

実に現実的な会話である。そうだよね〜実際行くと暗いし混んでるしよくわからないしお土産屋さんの滞在時間の方が長いもんね〜と思いつつ、頷く。

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電車ままごと(今日はSL大樹の役)をこなしながら、クリスマスの料理を作る。玉ねぎ、白菜、きのこ、じゃがいも、ベーコンのクリームシチュー。塩胡椒バターでシンプルにローストしたチキン。ブロッコリーにプチトマト、モッツァレラの色がきれいなサラダ。子ども用には鶏もも肉で照り焼きと、星形のポテト。

だいたいの下拵えを終えた午後、クリスマスソングをかけた部屋で次男とぬくぬくしていた。ソファーの上でくっついてお互いクッションをたくさん抱え、絵本を何冊も読み、ときどきうとうとし、外は雨で部屋は暖かい。もちろんパジャマのまま。

名前がないな、と思った。

名前のない瞬間。そこにとびきりの幸福がある。

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夕方、生クリームを泡立てて、次男と飾り付け。贅沢に2パック分の苺を使う。

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ご馳走を食べて、クリスマスケーキへ。

ろうそくを灯し、ジングルベルの歌をうたおうとするが、案の定途中から歌詞がよくわからなくてグダグダになる。

そして、ろうそくを吹き消した後に事件は勃発した。

ケーキの上に置いた3つの小さな装飾菓子の分配をめぐる、熾烈な争いである。

チョコの家、ホワイトチョコのプレート、サンタの顔の砂糖菓子。

チョコレートが苦手な長男はサンタの顔の砂糖菓子だけを食べたいといい、甘党の次男は三つとも自分のもので絶対に譲りたくないという。普段、次男はわりと譲ってくれる方なのだが、ことケーキの上の装飾菓子についてはシビアなこだわりを持っており、議論は紛糾した。

あれやこれや妥協案を提案し、交渉し、説得を重ね、結局小さなサンタの顔を真っ二つに割ることで同意を得た。そんなんでいいの?これからプレゼントをもらうというのに……

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「こんなにオモチャが散らかってたら、サンタさんが転んじゃうんじゃないかな」

確実に転ぶ、大転倒である。しかし心配していた子どもたちは、一切片付けることなく眠りについた。翌朝、長男はすっきりとしたリビングでプレゼントを開封しながら、

「サンタさん、お部屋も片付けてくれたんじゃないかな?」

その通りである。メリークリスマス2025。

Sweet+++ tea time
ayako

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