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汚れてもいいコートを愛しく眺める夜

休日の朝食は楽しい。

米粉食パンとベーコンエッグ、移動パン屋さんで買っておいた洋梨のデニッシュを食べる。昨日生協で届いたオーガニックコーヒーをデロンギのコーヒーメーカーにいれてもらう。

 

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検診のため年に一度の産婦人科へ、帰りにスーパーに寄る。そのスーパーの2階には、何でも売ってる謎のフロアが存在している。細々とした生活用品全般、文房具も掃除用品も全て売ってるし、カレンダーや本も品揃えが良く、パジャマや下着、服に靴まで並んでいる。試着室などなく、まるで野菜や肉を買うように服を買うことができる。画期的だ。

コートを探している。

真冬になると紺色のダウンコートを着るのであるが、それが日々の公園遊びによってとんでもなく汚れているらしいのだ。

昨日は幼稚園のお迎えに行っただけで3人から「コート大丈夫?!一体どうしたの?!」と言われた。特にどうもしていないのだが、私のコートはかなりの異常事態になっているらしい。一昨日など知らない人がコートの砂を払ってくれた。

買わなければ。この社会で円滑に生きていくために。もちろん紺色のコートをクリーニングに出してもよいのだが、またすぐ汚れるので根本的解決にはならない。この冬通っている公園は砂で白っぽい汚れが目立つので、淡いベージュみたいなコートが良いだろう。

思えばそう、砂まみれとなった紺色のダウンコートは7年前、まだ長男が生まれる前に、丸ビルだか新丸ビルの中にあるおしゃれな服屋で買ったものだった。

そして今、下町スーパーの2階で、MYコート2024を絶賛物色中である。汚れが目立たなくて汚れても惜しくなくて動きやすくて防寒できるコート。これは退化ではない。むしろコートの原点に立ち戻っている。

実を言うとユニクロのオンラインショップでもベージュのダウンを注文していたが、それすらも汚れたら嫌だなぁと思っていたところに、この謎の奇跡空間(スーパーの2階)を思い出したのだ。

ちょうど良いキルトコート(半額)、可愛い淡い紫色のセーターにチュールもついた白いセーター、文庫本に料理ムック、いろいろとお買い物して幸福に浸る。

誰も来ないのがいい。試着という選択肢がないのもいい。本も服も品揃えが多すぎず、でも必ず掘り出し物が見つかる頼もしき空間。ショッピングモールみたいに疲れないし、一階に降りれば肉や野菜も買える。はぁ、ここはなんて楽しいパラダイスなんだろう!

 

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自分の買い物でパンパンになったエコバッグを持って一階に降り、罪滅ぼし?罪悪感?から男たちへのお土産を選ぶ。豚ヒレ肉のブロックに豚バラ肉のブロック、うまい棒と玉ねぎ太郎(駄菓子)に焼き鳥と唐揚げ。茶色を愛する男たちと、茶色いコートを買って帰る私。

家でお惣菜と残り物を食べ、風邪気味の子どもたちと一緒に昼寝をし、夜は大量の煮込みハンバーグを作った。豚バラ肉は塩角煮に、ヒレ肉はヒレカツにする予定。

産婦人科の検診も特に悪いところはなく、スーパーはパラダイスで、MY休日2024もなかなかとても素敵ではないかと、汚れてもいいコートを愛しく眺める夜だった。

Sweet+++ tea time
ayako

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