
映画を観ました。 「小学校〜それは小さな社会〜」
キャッチフレーズは
「私たちはいつどうやって日本人になったのか?」
「ありふれた公立小学校がくれる、新たな気づき」
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小さな映画館で観ました。観客は10人ほど。
東京の公立小学校の1年間を追った映画、というより記録、ドキュメンタリー。
ナレーションはなく、演技もなく、事件もなく、ただ淡々と映像が流れる。
それだけなんですが、小学校教育の大切さ、すごさを実感しました。
この映画(と書きますね)は、日本の小学校は学力をつけることだけでなく、社会性をも身につけていくのだ、というスタンスで作られています。
入学式、掃除、給食、遠足、運動会、避難訓練、卒業式、、、、それらの場を通して、友だちを大切にする姿や高学年が低学年の世話をする姿などのほか先生の思いなどの映像が淡々と、本当に淡々と流れていきます。
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監督は山崎エマ
イギリス人の父と日本人の母を持つ山崎エマ監督は、大阪の小学校を卒業後、中高はインターナショナルスクールに通い、19歳からはアメリカの大学で映画制作を学びました。
「6歳児は世界のどこでも同じようだけど、12歳になる頃には日本の子どもは『日本人』になっている。それは小学校が鍵になっているのではないか」との思いからこの映画を作ったそうです。
1年間、4,000時間を費やして日本式教育を映画にしています。
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そうか、たしかにそう言われるとそうです。
6年間の小学校生活が日本人を作っていくというのはあながち間違っていない、と私も思いました。
台本も演技もない映画ですが、音楽発表会のシンバル役を得ようと努力する1年生女児、運動会の発表のためにできない縄跳びを一生懸命練習する6年生男児、そして教育的にアシストする先生たち。まるでドラマを見ているようでした。
上手く言えませんが、日本の小学校ってスゴイじゃない!と感動してしまいました。ちょっと涙も出ました。
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まだ人間性がしっかりしていない6歳の子どもが全員受ける初めての教育、小学校教育。なんと言っても義務教育ですから日本に住む子どもはほぼ100%が受けます。
毎日通って毎日そこで教育を受ける。
お隣りの国では小学校から反日教育をしていると聞きました。日本嫌いの国民性が育つのは当然です。
トルコの友人から、小学校であの明治時代のエルトゥールル号事件について学ぶと聞きました。そのこともトルコ人が親日的なことの一因なのかもしれません。
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映画に戻ります。
春に入学してきた子どもたちも1年が経ち2年生になる頃、心身ともに成長して新1年生を迎えます。
今の自分を思うと、大人になってから心の成長はほぼありません。何十年も。
映画の1年生の僅か1年間の成長のものすごいこと!そしてその1年間✖️6の6年間、子どもたちは大きく大きく成長するわけですね。山崎監督が言う「日本人」になっていく。
並んで電車やバスを待つ日本人の姿、災害の時救援物資をもらうため並んで待つ日本人の姿、サッカーの試合後スタンドのゴミ拾いをする日本人の姿、、、。それらを見て外国人が一様に驚きます。私たち日本人は「普通のこと」と思いますが、とてもステキなことなんですね。
この映画は第97回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたほか、世界各国でも大反響だそうです。ネットで予告編が観られます。
