
井上陽水『陽水ライヴ もどり道』(1973年)
【収録曲】
1. 夏まつり
2. いつのまにか少女は
3. 紙飛行機
4. あかずの踏切り
5. たいくつ
6. 人生が二度あれば
7. 帰郷 (危篤電報を受け取って)
8. 感謝知らずの女
9. 愛は君
10. 東へ西へ
11. 家へお帰り
12. 傘がない
13. 星 (終りのテーマ)
14. 夢の中へ
今回は、まだサングラスをしていなかった頃の井上陽水さんのアルバムを紹介。
このアルバムは1973年、新宿厚生年金会館小ホールでのライブ録音で、調べてみるとライブLP(レコード)としてはオリコン歴代1位のセールスらしい。
僕がまだ小学校低学年の頃、父はクローゼットの奥に立て掛けてある中古の安いフォークギターを引っ張り出してたまに弾いてくれた。10曲目の「東へ西へ」をイントロから「昼寝を〜すれば夜中に〜♪」と聴かせてくれた。当時の僕は、見ていたアニメの曲とシャ乱Qの「ズルい女」、CHAGE and ASKAの「SAY YES」くらいしか流行りの音楽と認識していなかったため、やけに古臭い感じが逆におもしろかった。12曲目の「傘がない」も歌ってくれて、「都会では〜♪」と妹と一緒によくふざけて真似をした。
それから時間がたって、大学生で就活に悩んでいた頃、このアルバムを初めてちゃんと聴いた。レコードにハマり出した時期で、家に残っているレコードを宝探しでもするかのように片っ端からあさっていると、このアルバムのLP盤を見つけた。このライブでの陽水さんは当時25歳くらいで、当時の自分の年齢と近かったこともあり、言葉がどストレートに刺さった。6曲目の「人生が二度あれば」を聴いて、「ホンマそれ!人生もう一回やり直したいわ〜」なんて単純に思ったりもした。人にやれと言われてやっていた誤った自己分析にもウンザリしていた。
今は「人生が二度あれば」とは思わない。主体的に自分が思うやるべきことを日々コツコツとこなし、その中で一生かけて探しものは何かの答えを探し続けるんだと思う。人生二度と無いからこそ。陽水さんは30歳くらいの頃ではどう考えていたのだろう?
家庭の中でも、作品や文化のバトンが次の世代へ引き継がれているものなのだと書いていて思った。ある意味、自分が後にギターを始める原点もここだったのかもしれない。
こう過去を遡ってみると、何事も今に繋がっているように感じる。良いことも悪いことも、今どう捉えるか次第では意味のないことなんてないのかも。
陽水さん「探しものは何ですか?まだまだ探す気ですか?🕶」(「夢の中へ」より)
僕「まだまだわかりそうにないです。まだまだ探す気です。」
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スパスパ弧唄
参考リンク
- アーティスト:井上陽水
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: CD
