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ゲーム「Blue Prince」感想(途中からネタバレ)

海外のレビューサイトやらでメタスコア92点だとかGOTYだとか言われており、とても評価の高いローグライク+謎解きADVゲーム『Blue Prince』をクリア(現時点でのエンドコンテンツまで)しました。

store.steampowered.com

Steamでは定価3500円ですがゲームパスで遊び放題。たすかる。

ちなみにこの『Blue Prince』は対応言語が英語のみ、日本語非対応です。

しかも「英語」そのものが謎解きに絡んでくるため、今後も他言語に翻訳されることはないだろうと予測されます。

なので、自分の英語基礎力に加えて、「PCOT」という翻訳ツールを使ってプレイしました。使い方に関してはこちらのページが参考になりました。

gamewith.jp

筆記体とか、普通なら読むのすらしんどかったりしたのもあったけど、PCOT+Geminiの力でなんとかなったかな……!という感じ。サンキュー文明。

 

それで、感想なんですが……

このゲーム、普通の人がいったん「クリア」と呼ぶだろう地点があり、そこまでは26時間ぐらいで到達したのですが、その時点での感想は「うーん、めんどいところもあったけど斬新で面白いゲームだった……かな?」って感じでした。

ここまでで満足するお客さんもたくさんいるでしょう。

おそらく、海外レビューでも少なくない人がここまででプレイをやめてレビューしてるんじゃないかと思われます。

 

ただ、クリア後の「謎」を全部解き明かそうとした時、このゲームはとてつもない沼に変貌しました。牙、剥きすぎ。人、選びすぎ。「こ、これがTLで騒がれてたBlue Princeか~」という感じでした。

僕もXでたくさんフォローさせていただいていますが、いわゆる「ヤバパズル」界隈というものがネットには存在し、明らかにその層向けに作られているゲームです。

比較されうるゲームの中では、過去このブログでも取り上げた『Void Stranger』に匹敵、いやそれを超える「ヤバパズルゲーム」だと感じました。

ちなみに、エンドコンテンツの底の底まで僕が到達した時のプレイ時間は120時間程度でした。あれ、26時間でいったんクリアしたよな? クリアしてからまた100時間ぐらいかかるってどういうこと? そう、通常クリアはただのチュートリアルだったのです。

 

Outer Wildsをプレイした後にVoid Strangerをプレイした僕=「Outer Wildsってまだ優しかったんだなあ」

Void Strangerをプレイした後にBlue Princeをプレイした僕=「Void Strangerってまだ優しかったんだなあ」

 

Blue Princeにおけるヤバパズルの何がヤバい?と問われると、プレイヤーに要求してくることがヤバい。しかも物量もバリエーションもヤバい。それを解きたいタイミングで解くこともできない。

Blue Princeの終盤、僕はガイアvsシコルスキー戦のシコルスキーのように「許してくれェェッ~~~! オレの負けだッ~~!」と赦しを請うしかありませんでした。

Blue Princeを遊ぶぼく(引用:板垣恵介『バキ』18巻154話より)

 

誤解のないように言っておくと、楽しんではいるんですよ、ヤバパズルを。漆黒の意思を持ったパズルゲームは、未熟な俺を聖なる領域に高めてくれるから……。(これはジョジョ7部のリンゴォ・ロードアゲイン

 

ということで、トータルな感想を言えば、個人的にはロアの読み味や読後感はVoid Strangerの方が好きではあったんですが、「ヤバパズル」最前線、ヤリ過ぎてるゲームの味を味わったという点で、とても希有な体験をさせていただいた、という感じです。

普通の人は通常クリアでやめてもいいと思います。でも……Void Strangerを楽しんだ人にここまで言わせるヤバパズル気にならない? 気になるならやってもいいかもね(暗黒微笑)

 

ここから下は、エンドコンテンツまで到達した人に向けて、ネタバレで好きだったところとか泣き言とかの感想です。

 

(以下から全部ネタバレです)

 

 

(ネタバレいきま~す)

 

【Room46到達まで】

とても楽しかった。

ローグライクの運要素によって「やりたいことができない」ストレスに直面した時、このゲームは「やりたいことをいくつか書き留めておいて、そのターン時でやれそうなことをやる」スタイルで遊ぶのがいいのだなとすぐに切り替えられたのがよかった。

「詰んだ」と思ってからの悪あがきで新しい発見があるのはOuter Wildsっぽくて面白かった。

そして最初にガレージから西門の扉を開いた時、このゲームがただの「運ゲー」じゃないことに気付いて、前のめりになった。実験やらを進めるうち、「パーマネント」の文字に心躍るようになった。

そういう意味では、これって全然知識アンロック系のゲームではなかったよなあ。

Antechamberに最初に入ったのはシークレットガーデン経由。みんなだいたいそうじゃない? 歩数をめちゃくちゃ増やした状態だったので、Antechamberから地下、Room46までの流れを一連でできたのがとても気持ち良かった。

まだストーリーは朧気な理解ながらも、ここまででも十分綺麗なゲームだなーと思っていた。

 

【隠れ家へ行ったりして、文書を読み込む期】

この辺りの手記を読んだ時の「裏返る」感良いですよね。結構興奮した。

進撃の巨人』の終盤かぁ~?って思った。

 

【サンクトゥムキー+紋章パズル+マップピン】

ここのパズル!! 僕が一番好き好き大好きなやつでした!!

架空の世界の、架空の国の、架空の歴史書を読み込んで、理解し、知識を「今」に繋げると道が開く。ここの部分の楽しさは間違いなくOuter Wilds、Void Strangerに匹敵する楽しさでした。

Erajan(架空の言語)の学習まで要求された時にはマジか……と思ったけど楽しかった。そういう意味では、Erajanを読み解いたり使う機会がもっとあれば良かったなあと思わないでもないです。せっかく覚えたので。

 

【王位戴冠まで】

終わりかと思ったらまだまだそうじゃなかった。

この辺りから、謎解きが結構手に負えなくなってきてヒントを見る回数も増えた気がする。時計パズルとかまだ面白く解けるのもあったはあったけど。

それでクリア条件を把握してからも、実際に整うまで結構時間がかかった。

このあたりまでくると、「やりたいこと」が複数あるという状況でもないので、やや面倒みも感じ始める。

それでも戴冠した後、今までの「答え合わせ」みたいなムービーが流れた時にはかなりテンション上がった。

手こずらされたけど、なかなか粋な終わりだったな、と思った。

……全然終わりじゃなかった。マジかよと思った。ここで終わってればべた褒めして追われたのに。

 

【トンネルの向こうの青い扉】

今まで倒した敵が蘇ってくるボスラッシュ感はよかった。

最後の宝箱、旅の終わり箱を開けて「やっと終わった~」と思った。最後手間取らせたけど、皮肉っぽい終わりでまあ、よかったかな……と思った。

全然終わりじゃなかった。マジかよと思った。さすがにここで終わっておいてほしかった。この辺りでプレイ時間が100時間を超える。シコルスキーみたいに赦しを請い始める。

 

【ブルーテントメモからの数値Coreパズルとか蒸留水集めとか】

心はこの辺で折れていました。もうだいぶヒントってかほぼ答え見てました。ごめんなさい。許してください。本当はこれブルーテントメモとか、ランダムに集めなきゃいけないの? つらすぎ。

 

【青のアトリエ】

もうだいぶ無理でした。やっぱりがんばろうかと思ったけど数時間で折れてヒント見ました。ごめんなさい。許してください。きつすぎる。つらすぎる。目にも悪いし頭おかしくなっていきそう。僕の手には負えませんでした。

 

【総括】

僕にとって楽しいパズルも、苦行もありました。終盤は「ここで終わってくれ……!」というのが2,3度裏切られて泣きそうだった。

少なくとも今のところのバージョンでは最終的なロアに達成感がそこまでなかったのはやや残念かなと。

 

でも、Blue Prince……おめぇはすげえよ よくがんばった……たったゲーム一本で……

こんどもこれぐらいやべえゲーム作ってくれよ……一対一で勝負してえ……

待ってるからな……オラももっともっとヤバパズルのウデを上げて……

……またな!(細胞の一欠片残さず消滅)




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