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「共通する遺伝子型」(タイと日本)

Patrick Greenfield “Otters posing for selfies in Japanese cafes may be linked to illegal trade, experts warn” https://www.theguardian.com/environment/2025/jun/11/otter-japanese-cafe-dna-small-clawed-otters-captivity-japan-wild-trade


曰く、


Posing for selfies on the laps of excited visitors, the otters of Tokyo’s animal cafes have learned to play their part in their online stardom. In thousands of social media videos, the aquatic mammals wriggle through the outstretched hands of adoring customers who reward their attention with food.

But the booming demand has raised major concerns among conservationists, with a study published in the journal Conservation Science and Practice linking the small-clawed otters in animal cafes in Japanese cities with wild populations in poaching hotspots in Thailand*1.

Researchers compared the DNA profiles of 81 otters from zoos and animal cafes or seized by customs with genetic data from wild populations in Malaysia, Singapore and Thailand. They found the overwhelming majority of captive otters matched with two poaching hotspots in southern Thailand, on the Gulf of Thailand coastline and near the border with Malaysia.

The Asian small-clawed otter, classified as vulnerable to extinction on the IUCN red list, is the otter species of choice and has become a popular pet, even though its commercial trade was banned internationally in 2019.

日本語だと、京都大学野生動物研究センターの「国内飼育コツメカワウソのDNAから地理的由来を推定―コツメカワウソの違法取引の手がかりを探る―」*2に曰く、

密猟と野生生物の違法取引は、野生動物の絶滅の危機の主要な要因のひとつです。アジアでは、ペットのカワウソの違法な取引が種の存続を脅かしています。商業目的のコツメカワウソ(Aonyx cinereus)の国際取引は、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約ワシントン条約:CITES)の付属書Iで禁止されています。しかし、カワウソの密輸は依然として横行しており、近年テレビやSNSの影響によるペット需要の高まりから、日本は出所があいまいな飼育カワウソの主要な輸出先のひとつとされています。

 そこで、野生動物研究センターの藤原摩耶子特定准教授と村山美穂教授、理学研究科大学院生の鈴木瑛之らは、日本の空港税関で押収されたコツメカワウソエキゾチックアニマルカフェや動物園/水族館で飼育されているコツメカワウソ、生息地であり主要な国際取引拠点であるタイの野生カワウソのミトコンドリアDNA配列を比較しました。その結果、タイの野生個体と共通する遺伝子型が見いだされ、国内飼育個体の由来を探る手がかりが得られました。押収個体は動物園水族館の飼育個体とは由来が異なり、密猟多発地域と疑われるタイ南部地域の由来が含まれることが示唆されました。この研究はコツメカワウソの生息地の違法取引対策および保全活動へ貢献する成果であり、他の野生動物種の違法取引問題への応用も期待されます。

 本研究は、タイの共同研究者らとともに、国内のコツメカワウソ飼育施設のご協力のもと実施しました。本研究の成果は、2025年3月8日に国際学術誌「Conservation Science and Practice」にオンライン掲載されました。

タイから日本への獺の密輸については数年前に取り上げたことがあるのだが*3、獺密輸問題は2019年にNHKの『クローズアップ現代』で取り上げられている(「追跡!カワウソ密輸事件 黒幕は誰だ?」)*4。番組の中で動物カフェに売り恋をかけた密輸業者が出てくるが、警察が押収した彼のケータイの「着信履歴に残された電話番号が、過去にオレオレ詐欺のグループが使用していた番号と一致した」。さらに刑事曰く、「電話番号、携帯番号等をいろいろ調べていくと、特殊詐欺グループに関与していた人物たち、あるいは金の密輸入に関わっていた人間たち」。また、裁判で彼は自分の罪を認めながら、「黒幕」については、「怖くて言えません」と証言を拒否している。
獺の密輸が残酷な所業であることについて、番組に出演している石井光太*5曰く、

私は逆に、本当にど素人だと思っています。このカワウソの密輸って、ものすごい残酷なものなんです。どういうことかというと、まずカワウソというのは、川の近くに巣を作って住んでいるわけですね。かつ親子で住んでいるわけです。親が1匹いて、大体5、6匹とか子どもが産まれるらしいんです。赤ちゃんのカワウソを盗むためにどうするかというと、まず親のカワウソを殺します。邪魔だからですね。野生のカワウソというのは、かむ力もありますし、ひっかく力もあるので、正直な話、面倒くさいんです。だったらもう殺してしまえということで、親のカワウソを殺します。ものすごく希少動物。にもかかわらず、それを殺してしまう。小さな目も開かないようなカワウソを、全部そのままそっくり持ってくる。その中で、靴下に入れるとか、そういったことで運ぶんですが、業者のある方に聞くと、半分生きていればいいほうだという言い方をしていました。つまり、タイから日本まで飛行機で6時間ちょっとぐらいだと思います。ただ、その前後の時間も含めると、恐らく8時間、9時間、10時間という時間を機内の中で過ごす。その中で大体死んでしまっているんですね。(後略)




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