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「心の中の」

谷崎由依「国際友誼」*1(in 『鏡のなかのアジア』、pp.79-150)から。


Hark, hark!
何かが彼に聞け*2と呼びかける。
古い英語のこの単語は、まるで言葉というより空気のそよぎのようだった。もとはhearとおなじなのだろう。hearにしても囁き声、いやむしろ呼吸の声のようだ。声ですらない、その息によって、耳をすませてと懇願する。Hark ib thine ear.どうかこの息をあなたの耳に滑り込ませて欲しい。
男子学生は目をあげて、宙にその声、いやその息のぬしを探してみた。Hark backで臭跡を辿る。けれども、誰も見あたらなかった。ここにはもう彼のことを呼ぶ者は誰もいないのだ。(pp.139-140)
この「古い英語」であるらしいharkという動詞を初めて聞いたのは確か高校2年のときだった、ブライアン・フェリー*3の「あなたの心の中(In Your Mind)」。

Hark the frozen chimes of winter
Crystal shimmer in your mind.
このharkという動詞が形作る形象によって、ブライアン・フェリーという人に世間とはちょっと違う印象を得たというのも確かだ。




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