以下の内容はhttps://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2025/02/05/174647より取得しました。


梨木香歩『椿宿の辺りに』

梨木香歩『椿宿の辺りに』*1を最近読了した。


冬の雨
従姉・海子、痛みを語る
祖母・早百合の来客
椿宿への道・一
竜宮
竜子の述懐
椿宿への道・二
宙幸彦の物語
椿宿
潜んでいるもの
先祖の家
画期的な偉業
兄たちと弟たち
塞がれた川
宙幸彦の手紙
宙幸彦への手紙


痛みから始まる「物語」の発見(傳田光洋)

本文中にばらまかれた謎が小説的に解決されずに放置され、〈往復書簡〉というかたちで無理矢理終らされたという感じがする。
「治水」というのが重要な鍵言葉なのね。
それから、「佐田山幸彦」の曾祖父「豊彦」の手記が「f植物園の巣穴に入りて」で、それで、「歯痛に悩む植物園の園丁は、ある日巣穴に落ちて」「動植物や地理を豊かに描き、埋もれた記憶を掘り起こす著者会心の異界譚」である『f植物園の巣穴』がこの本の姉妹編なのか。
さて、この本を読んでいて「きさらぎ駅」のような異界(See 廣田龍平『ネット怪談の民俗学』)に迷い込んだ気分を味わった。まあ九州なのだろうけど。「椿宿」を目指す山幸彦たちが降りた空港が「茎路市」であることが明かされ(p.145)、「茎路市」は「県庁所在地」であることも告げられる(p.151)。そんな「県庁所在地」あるのか! また、目的地「椿宿」の現在の地名表示は「投網市美杉原」(p.168)。




以上の内容はhttps://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2025/02/05/174647より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14