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「偶有性」

山内志朗『中世哲学入門』*1から。
「偶有性」について。


(前略)偶有性とは「付帯性」とも訳されるが、実体の構成要素でありながら、本質の外部にあるものである。本質が、実体の不可欠の構成要素であるのに対し、偶有性は、①津には成り立たない、②種のすべてに当てはまりはしない、③それ以外の種にも当てはまるという三条件のどれかが当てはまればよい規定性である(後略)(p.113)

偶有性は本質に付加されるものであり、他の事物に依存するものである。実体に内在したり、内在しなかったりすることができるものという説明もある。オプションであって、本体にとってあってもなくてもよいものである。こういった偶有性は「共通偶有性(accidens commume)」と言われた。(p.114)

中世哲学の表舞台に立つ概念としては、実体、本質、実在性(事象性)、形相を挙げることができる。裏舞台の概念として私が考えるのは第二志向、〈理虚的存在〉、特有性、偶有性などである。超越概念も裏舞台で大活躍する概念だが、有名すぎるので表舞台の概念に数えるしかないだろう。さらに言えば、偶有性と偶然性(contingentia)という二つの概念が近世への突破口となったと整理したい気持ちが私には強くある。(ibid.)
ただ、「存在は偶有性であるといった場合、こういった普通の偶有性と同じであるわけではない」(ibid.)。




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