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クンデラ『小説の技法』

ミラン・クンデラ『小説の技法』(西永良成訳)*1を先週読了。


凡例


第一部 評判の悪いセルバンテスの遺産
第二部 小説の技法についての対談
第三部 『夢遊の人々』によって示唆された覚書
第四部 構成の技法についての対談
第五部 その後ろのどこかに
第六部 六十九語
第七部 エルサレム講演――小説とヨーロッパ


訳者解説
人名索引

目次の前に、

私は理論の世界とは無縁の人間だから、以下はひとりの実作者の考察である。それぞれの小説家の作品は暗黙のうちになんらかの小説史観、小説とは何であるかという考えをもっている。私が語らせたのは、みずからの小説に内在するその小説観である。(p.3)

ここに集められた七編のテクストは一九七九年と一九八五年のあいだに書かれ、公刊もしくは発表された。それぞれ別個に誕生したものだが、私はのちにそれらを一冊の本にまとめようと考えて構想したのであり、刊行は一九八六年になされた。(p.4)
という〈まえがき〉がある。
最初の「評判の悪いセルバンテスの遺産」と最後の「エルサレム講演」は「ヨーロッパ」と「近代」と「小説」というジャンルとの関係を問うた論攷であり、この本はちょうど円環をなしているといえる。狭義の「技法(art)」については、クリスティアン・サルモンとの対談である「小説の技法についての対談」と「構成の技法についての対談」。
ところで、ちょっと気になったのは、マルセル・プルーストジェイムズ・ジョイスは言及されているのに、ヴァージニア・ウルフが無視されていること。というか、ウルフに限らず、女性の作家は殆ど言及されていない。これは偶然なのかどうか。
クンデラのエッセイ集とも関係するかもしれないが、最近Orhan Pamuk The Naive and the Sentimental Novelist(translated by Nazim Dikbas)*2を読み始めた。

また、数日前にアイリス・マードックの『鐘』(丸谷才一訳)を読了。




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