海外で働きたいと思ったときにメインとなる働き方は①日本企業に入社し、海外駐在員として海外に赴任、②行きたい国の求人を探し、現地企業若しくは現地日系企業に就職するの2つ。
働き方によって待遇や自由度などが変わってくるのですが、どちらの働き方を目指す場合にも、専門性を持つことがとても重要です。今回は海外で働く場合に武器となる、専門知識についてご紹介します。

- 海外で働くなら専門性を磨こう-海外駐在や現地採用で活躍するためには
- 自分だけの特別な専門性を磨け
- 言語能力や赴任先の知識も強みに
- 専門知識はいつでも身につけられる
- 駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
- 終わりに
海外で働くなら専門性を磨こう-海外駐在や現地採用で活躍するためには
海外で働きたいと思ったとき、働き口を見つけるのも、勤めている会社から駐在員として抜擢されるのも、実は中々の難関。
特に駐在員を目指す場合、駐在希望であっても海外駐在員として選ばれないまま日本での会社員生活を全うするというのは珍しいことではありません。
だからこそ、「選ばれる自分」になることが重要。そして「選ばれる自分」になるために必要なことが自分にしかない知識や技能=専門性なのです。
自分だけの特別な専門性を磨け
専門性といってもなにが必要なのか、ということですが、一言で言うと、「自分を価値のある人に昇華させるもの」です。
ITの知識、エンジニアの知識、経営の知識、数学の知識、日本語の知識、加工技術、交渉力、プレゼン力… 知識や技術の種類は何でもよくて、その専門性が深くて、鋭くて、オリジナルのものであれば、それが武器となります。
例えば私は、3つの専門性を持っています。
①経営学修士という資格
私は「会社で初めて経営学修士(MBA)を取得した社員」として、人事・営業の役員、そして社長にまで名前を覚えられています。
この修士号取得は、全て自分で計画して、会社で自分の予算を毎年達成しながら、大学院受検も大学院への通学も、修士論文も、会社を一度も休まずに全てを自分の力でやりきりました。以前、役員が同じようにMBA取得に向けて入学まではしたものの、あまりに大変で卒業できなかった例があったため、仕事の質をまったく落とさずに卒業したことを役員に賞賛されました。
②プレゼン・演説能力
プレゼンは高校生の頃から得意だったのですが、会社に入ってからも対社外へのプレゼンを幾度と無く実施しました。
ある日、リクルートで大学への訪問を行った際、会社紹介のプレゼンを実施したところ、それがものすごく好評で、一緒に来ていた役員から大絶賛されました。またその大学の教授から会社へ「素晴らしい演説でした、学生のモチベーションが一気に上がるのを見ることができました」と連絡が入り、「演説が素晴らしい人」と、上層部からは記憶されているそうです。
また、海外赴任前に全社員の前で挨拶を行ったのですが、2分間の演説が終わった後、沢山の社員の皆さんに「何十人も見ているが歴代の挨拶で一番良かった」、「感動して涙がでてきた」と声をかけていただくことができました。
③4ヶ国語話者という言語能力
私は英語、スペイン語、ポルトガル語、日本語を話すことができます。世界的に事業を展開している会社ですので、2ヶ国語、3ヶ国語話者はぼちぼちいるのですが、4ヶ国語話者は私だけです。
これはかなり珍しかったようで、入社時から人事担当常務から期待してもらい、1年目からメキシコ現地法人立ち上げメンバーに抜擢され、中南米のユーザー担当の営業員として様々な国を訪問する毎日を送り、入社27歳で海外駐在員となったのです。
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専門知識習得は難しいものじゃなくてもいい
専門知識について書いていきましたが、実は私が持っている専門性はすごいものではありません。特別な才能は必要ないものばかりです。
修士号も努力すれば入学できますし、真摯に取り組めば修士論文提出・卒業もできます。プレゼン能力はプレゼンの技術を磨いて、沢山考えて、練習すれば誰でも上手にできます。語学に関して言えば文法を覚えて単語を覚えて、練習するだけ。
つまり、特別な才能なんてまったく持っていない私のような人間も、「一に努力、二に努力」で専門性を身につけることができるのです。
この専門性は、「人とは違うこと」に価値があります。私の場合も、①経営学修士を働きながら取得したのは会社で初、②演説が上手いのは会社で初、③4ヶ国語話者は会社初。 全て会社初だったからこそ、人の目にも留まりますし、「すごい人」という評価を生むことができました。
私は会社の製品に誰よりも精通しているわけも、すごい発明ができるわけでも、卓越した会計知識があるわけでもありません。資格だって何も持っていないのですが、人と違うことに一生懸命努力したということだけには自信がありますし、その努力が他人の目に留まる結果となったのです。
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言語能力や赴任先の知識も強みに
上記の私の専門性③でも書いたことですが、駐在や現地採用で海外で働くのであれば、外国語能力も強みになります。当然、外国語を話せることは、大きなアドバンテージになります。
「語学は手段」、「語学は目的じゃない」といいますが、私は「語学が目的」で勉強するのは素敵なことだと思います。語学ができるようになりたい、そういう気持ちで身に着けた言語は、いつか必ず自分の強みになります。
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また、赴任先の経済状況、政治事情などに明るいということも海外で働く時にはとても重要な要素です。普段から情報収集を行うなど、常にアンテナを張っておくと「海外事情に明るい」という専門性を身につけることができます。
専門知識はいつでも身につけられる
今現在、専門性がないという場合にも、まったく問題ありません。専門性は思い立った今から身につけることができます。例えば私の専門性①ですが、修士課程への入学は入社3年目。入試を受けようと思いついたのは2年目の夏で、すでに1回目の試験への応募が締め切られた後でした。そのタイミングで思いつき、2回目の試験に向けて準備を始めました。
社会人になってからでも、大学を卒業してからでも、大学に入学した直後でも、専門性を磨くのに遅いということはありません。自分が興味があって、熱中できることをテーマに、自分だけにしかない専門性を磨いてみてください。
駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
駐在したいけど今の会社ではなかなか機会がないという場合には、転職を視野に入れて活動するのがおすすめ。
駐在を目指して転職する場合には、グローバル企業への転職に強みを持っている「en world」などのエージェントを利用します。
実は私も転職活動を行い、外資系転職でen worldには非常にお世話になりました。
一人で転職先を探すのも良いのですが、サイトを利用することで海外駐在への道が飛躍的に広がるのでお勧めです。
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終わりに
今回は海外駐在で必要な専門性についてご紹介しました。如何だったでしょうか。
海外に駐在したり、海外で就職したいなと思ったときには、是非、自分が自信を持てるもの、自分にしかない知識や技術=専門性を武器に、海外で働くという夢に挑戦してみてください。
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