かっぱえびせんが好きだ。厳密にいうと、ファミリーマートで売られている「贅沢かっぱえびせん」が好きだ。プライベートブランド“ファミマル”の商品として売られている「贅沢かっぱえびせん」は、一本につき通常の1.6倍サイズを誇っている。数字の上では大した差が感じられないように思われるかもしれないが、実物を見ると、これがなかなかバカにできないボリューム感だ。大きい。明らかに大きい。大きいからこそ、口の中で噛み締めるときの感触が嬉しい。実在性が高い。明確に実在していることを、歯で認識することが出来る。それが嬉しい。我が家では、こいつにノンオイルフライヤーで熱を加えて、水分を抜いてカリカリになった状態にして、酒のつまみにしている。塩味は抜けてしまうが、通常の二倍の量のエビを使用しているために風味は残っているので、さも本当のエビの殻を素揚げした料理を食べているような感覚を覚える。そうして適度に水分の失われた口の中に、酸味たっぷりのレモンサワーを注ぎ込んだときの背徳感たるや。かっぱえびせんには、お酒に合う「絶品かっぱえびせん」というシリーズが存在し、そちらも「贅沢かっぱえびせん」と同様の1.6倍サイズなのだが、個人的にはシンプルな味付けによる従来のかっぱえびせんの魅力を大人向けにブラッシュアップしている「贅沢~」の方が好みである。手に取ったことがない方は、機会があれば一度試していただきたい。