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「論理的に話せるのに、説得力がない人」に役立つ3つのプレゼンテクニック

プレゼンがうまく伝わらず困っているビジネスパーソン

提案内容は論理的で、数字もそろっている。
それなのに、なぜか相手の反応が鈍い——。

以前はその原因を「資料や説明が足りなかったからだ」と思い込んでいました。
でもじつは、問題は別のところにあったのです。

人は必ずしも、正しさや合理性だけで動くわけではありません。感情のクセ、言葉以外の要素、話すテンポ——これらによって、伝わり方は大きく変わります。

本記事では、心理学の知見をもとに「なぜ伝わらないのか」を整理し、実務で使える伝え方の工夫を紹介します。

「正しいのに伝わらない」3つの原因

論理的に正しいことを言っているのに伝わらない——その原因は、大きく3つに分けられます。

  1. 相手の感情を考慮していない——人は「得」より「損」に敏感に反応する
  2. 非言語の要素を軽視している——表情や声のトーンが言葉と矛盾している
  3. 話すスピードが相手に合っていない——理解する "間" を与えていない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 損失回避バイアスを意識する

何かの提案を行なう場合、メリットよりも「損失」を示したほうが、相手に強く刺さることがあります。

たとえば業務フローの見直しであれば、「作業時間を10%短縮できます」と効率化のメリットを伝えるよりも、「このやり方を続ける限り、毎週◯時間分の人件コストが見えないまま失われ続けます」と伝えたほうが、相手の問題意識に火がつきやすいのです。

なぜなら、人は得をしたい気持ちよりも、損をしたくない気持ちのほうが強いから。

 
 
この心理傾向は「損失回避(loss aversion)」と呼ばれるものです。

同じ金額でも、取得より損失のほうが「ずっと強い感情を経験」してしまうのです。私たち人間は、失うことに敏感だといいます。*1

『錯思コレクション100』(十文字学園女子大学 心理学教授 池田まさみ氏ら)

「数字的には説得力があるのに、なぜ伝わらないんだろう」——そう感じることが多いなら、次回は損失回避を意識した伝え方を試してみてください。

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2. 非言語的な要素に注意を払う

非言語的な部分にも注意を払いプレゼンするビジネスパーソン

論理的な話し方に慣れている人ほど、内容を整えることに集中しやすいもの。しかし、言葉以外の要素——表情・声のトーン・視線——も伝わり方に大きく影響します。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアン教授が提唱した「メラビアンの法則」によれば、言葉と態度が矛盾している場合、人は以下の割合で情報を受け取るといいます。*2

 
 
  • 言語情報:7%
  • 聴覚情報:38%
  • 視覚情報:55%

(※一般社団法人日本能率協会 KAIKA研究所 近田高志氏の解説より)

つまり、どんなに正しいことを言っていても、表情が硬かったり声に自信がなかったりすると、相手は無意識のうちに「何か違う」と感じてしまう可能性があるのです。

では、具体的にどうすればいいのか。

全米NLP協会公認・NLPマスタートレーナー足達大和氏が解説する「プロのプレゼンテーションスキル」から、いくつか紹介します。*3

◆ 一文ごとに見る相手を変える
ワンセンテンス・ワンパーソン。一文ごとに体の向きを変えながら視線を向ける相手を変えると、聞き手は「自分に向けられた言葉」と感じやすくなります。
 
◆ 実直さを示す動作
お腹の前で手の甲を上に重ね合わせた手を、左右対称に外側へ水平に広げる(広げきらない)。言語や文化を超えて「誠実さ」を伝えるポーズです。
 
◆ 言葉と指を連動させる
「要点は3つです」と言いながら、指でも3本を示す。視覚と聴覚の両方に訴えることで、聞き手の注意を引きつけます。
 
◆ 手の速さをコントロール
「大きさ」「高さ」を示すときはゆっくり、「小ささ」「低さ」を示すときは速く動かす。
 
◆ Show-See-Speakの3ステップ
  1. Show:「こちらをご覧ください」とスクリーンを示す
  2. See:聴衆に目を向け、誰かの目を見る
  3. Speak:見る相手を左右に変えながら話し始める
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3. 相手が理解できるリズムで話す

相手を説得するには、「相手が理解できるリズムで話すこと」が大切です。

論理をきちんと伝えるためには、相手の脳が内容を消化できる "余白" を与える必要があります。

 
 

コミュニケーション研究家の藤沢晃治氏※によれば、下手な説明は「タイムラグ」を認識していない結果だといいます。*4

「タイムラグ」とは、「聞き手の脳が説明されているテーマに慣れ、その内容を消化、処理できるようになるための準備時間」のこと。*4

(※累計50万部突破『「分かりやすい表現」の技術』著者)

たとえば、新たなテクノロジーを使ったサービスのプレゼンを想像してください。

自分では何度も練習して慣れた内容でも、初めて聞く相手にとっては専門用語や新しい概念は未知のもの。次々と情報が提供されると、脳の処理が追いつきません。

これではせっかくの説明も、相手の記憶に残りにくい。

だからこそ、相手に準備が整うまでの "間" を意識することが大切です。

一文ごとに少し間を空けたり、要点を区切って繰り返したりするだけでも、相手の理解に寄り添えます。聞き手のリアクションを見て、納得していることを確認しながら話を進めましょう。

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***
論理的であることは、説得力の一部にすぎません。

大切なのは、人間の心理傾向を知り、非言語的な表現に気を配り、相手のペースに歩調を合わせること。

これらを意識するだけで、「話は正しいのに、なぜか伝わらない」状態から抜け出せるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q. 損失回避バイアスを提案で使うときのポイントは?

メリットを強調するよりも、「現状を続けることで失われるもの」を具体的に示すのが効果的です。たとえば「10%効率化できる」より「毎週〇時間分のコストが失われ続ける」と伝えると、相手の問題意識に火がつきやすくなります。

Q. メラビアンの法則は「話の内容は7%しか伝わらない」という意味?

そうではありません。この法則は「言葉と態度が矛盾しているとき、どちらを信じるか」という場面での研究結果です。通常の説明では言葉の内容も重要ですが、非言語(声のトーン、表情、視線)が伝わり方に影響することは意識しておきましょう。

Q. 話すスピードが速くなりがち。相手に合わせるコツは?

聞き手が新しい情報を処理するための「タイムラグ」を意識することが大切です。一文ごとに短い間を置く、要点を区切って繰り返す、相手の表情やうなずきを確認しながら進めるなど、意識的に「余白」をつくりましょう。

Q. 論理的に話せるのに伝わらない場合、何を見直すべき?

論理の正しさだけでなく、相手の感情(損失回避)、言葉以外の伝え方(表情・視線)、話すテンポが相手に合っているかを振り返りましょう。「正しい」と「伝わる」は別物です。

【ライタープロフィール】
髙橋瞳

大学では機械工学を専攻。現在は特許関係の難関資格取得のために勉強中。タスク管理術を追求して勉強にあてられる時間を生み出し、毎日3時間以上勉強に取り組む。資格取得に必要な長い学習時間を確保するべく、積極的に仕事・勉強の効率化に努めている。




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