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暗記が苦手な大人へ。「忘れない脳」を物理的に作る4つの記憶法

大人の暗記が苦手な悩みをフィジカルハック(身体化認知)で克服するイメージ

「暗記が苦手」「覚えたはずなのにど忘れしてしまう」と悩んでいませんか?

「年齢のせいか、最近すぐ忘れる……」と加齢のせいにしたり、記憶力は生まれつきの能力だと諦めたりしていませんか? じつは社会人の勉強において、体の使い方を工夫するだけで、記憶の定着率は劇的に高まります

『フィジカルな脳のハック術』シリーズではこれまでの記事(第1回第2回)でもお伝えしてきた通り、脳は身体からの入力(フィジカル・ハック)によってモードを切り替えることができます(身体化認知)。

今回は、大人の学び直しや資格試験の効率を跳ね上げる「記憶力を高める4つのハック」を紹介します。

ハック1:【ど忘れ対策・本番に強くなる】右手を握って暗記、左手で思い出す

ど忘れ対策の暗記法:右手を握って記憶し、左手を握って思い出すメカニズムの図解

「覚えた内容を、試験や会議でぱっと思い出したい!」そんなときは、手のひらの「グリップ(握拳)」を利用します。

◇やり方

【覚えるとき】右手を軽く握り、30秒ほど力を入れてから内容を読む。

【思い出すとき】左手を軽く握り、内容を思い出す。

◇なぜ効くのか?

アメリカ・モントクレア州立大学の研究で実証されたハックです。*1

右手を握ると、情報の「記憶形成」に関わる左脳の活動が高まりやすくなります。逆に左手を握ると、「記憶の想起」に関わる右脳の活動が高まります。手と脳の交差神経を利用した、まさに物理的なハックです。

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ハック2:【英単語・プレゼン原稿の暗記に】体で覚える「ジェスチャー学習」

英単語やプレゼン原稿の暗記に効く、体を使ったジェスチャー学習の実践例

TOEICなどの語学の単語や、プレゼンの原稿、スピーチなど「流れ」を覚えたいときは、身体を動かしながらインプットしましょう。

◇やり方

覚えたい内容に、シンプルな動作(ジェスチャー)をつけながら声に出します。

  • 英単語「open」→ 手でドアを開ける動作をする
  • プレゼン「拡大します」→ 両手を広げる

◇なぜ効くのか?

認知心理学では、動作をともなうことで記憶への定着が著しく向上する「エナクトメント効果」が知られています。*2

言語を処理する脳領域だけでなく、運動に関わる脳領域も同時に活動させることで、より豊かな記憶痕跡が形成され、情報が「動き」と結びつき、思い出すための手がかり(フック)が増えるのです。

ハック3:【資格試験・難解な用語に】海馬を刺激する「歩行暗記」

資格試験の用語暗記に効果的な「歩行暗記」で海馬を刺激するイメージ

「どうしても覚えられない専門用語がある」そんなときは、机にかじりつくのをやめて、歩き回りましょう。

◇やり方

覚えたい単語帳やメモを持ち、部屋の中を一定のペースでウロウロと歩き回りながら音読します。

◇なぜ効くのか?

歩行という一定のリズム運動を行なうと、記憶をつかさどる脳の器官「海馬」から、記憶の定着を促す「シータ波」という脳波が発生しやすくなることが分かっています。*3

座ってじっとしているよりも、歩き回るほうが脳は圧倒的に「記憶しやすい状態」になるのです。

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ハック4:【文字だけの暗記が苦手な人に】イメージで定着させる「落書き暗記」

文字だけの暗記が苦手な人向け:視覚イメージで定着させる「落書き暗記」のノート例

カタカナ用語、難解な専門用語の暗記に悩む人は、文字のインプットだけでなく視覚的なイメージに頼ってみましょう。

◇やり方

覚えたい用語に関連する落書きを、ノートに描きながら勉強します。

例)「シベリア」→ 雪の上にベリー(果物)がたくさん落ちている絵を描く。

◇なぜ効くのか?

記憶のスペシャリストである池田義博氏によれば、「脳は文字や数字などの情報を覚えるのは苦手であるのに対し、映像を覚えるのは得意」です。*4

用語を文字として覚えるだけでなく、イラストというイメージと結びつけることで、落書きが「ふせん」のような役割を果たし、元の用語を思い出しやすくなります。

***

記憶力は脳のスペックの問題だけではなく、「身体をどう使って脳にインプットするか」で大きく変わります。机に座りっぱなしの勉強に行き詰まったら、手を握り、ジェスチャーを交え、絵を描き、部屋を歩き回ってみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. テスト本番での「ど忘れ」を防ぐ方法はありますか?

ど忘れした時は「左手を軽く握る」のが効果的です。記憶を想起させる右脳が活性化するためです。逆に、暗記する時は「右手を握る」と記憶が定着しやすくなります。

Q. どうしても覚えられない用語がある時はどうすればいいですか?

座ったままではなく、部屋を歩き回りながら音読してください。歩行のリズムによって記憶をつかさどる「海馬」からシータ波が発生し、脳が記憶しやすい状態に切り替わります。

Q. カタカナや専門用語を早く覚えるコツはありますか?

言葉に関連する「落書き」を描きながら覚えましょう。脳は文字より映像の記憶が得意です。イラストがふせんの役割を果たし、元の用語を思い出しやすくなります。

【ライタープロフィール】
柴田香織

大学では心理学を専攻。常に独学で新しいことの学習にチャレンジしており、現在はIllustratorや中国語を勉強中。効率的な勉強法やノート術を日々実践しており、実際に高校3年分の日本史・世界史・地理の学び直しを1年間で完了した。自分で試して検証する実践報告記事が得意。




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