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スクワット5秒、口角10秒。やる気が出ないときに試したい「フィジカル・ハック」3選

仕事のやる気が出ない状態を身体から解決するフィジカル・ハックのイメージ

「仕事のやる気が出ない」「月曜日や連休明けの朝、だるくて動けない」「テレワークで仕事モードに切り替わらない」——これは、多くのビジネスパーソンにとって永遠の課題ではないでしょうか。

つい私たちは、気合いでなんとかしようとして、「やる気を出せ」と自分に言い聞かせます。しかし、それだけではなかなか動き出せません。じつは、やる気のスイッチは「身体を動かすこと」にあります。先に身体を動かすことこそ、やる気を引き出す一番の近道なのです。

本記事では、手軽に能力のベースアップを図りたい人に向けて、ちょっとした動作で簡単に脳をコントロールする「フィジカルなハック術」をご紹介します。

なぜ、いま「フィジカル・ハック」なのか?

脳と身体が双方向に影響を与える身体化認知(ボトムアップ・アプローチ)の図解

無気力なときや集中できないときに「集中しろ!」と念じても、かえってプレッシャーになり逆効果だった経験はないでしょうか。

最新の認知科学や神経科学において、「心」で「心」を制御するのは非常に効率が悪いと考えられています。そこで注目されているのが、身体からのボトムアップ・アプローチです。

私たちの脳と身体は、密接な双方向のネットワークで結ばれています(身体化認知)。*1 脳が指令を出して身体を動かすだけでなく、「身体の状態を変えることで、脳のモードを強制的に切り替える」ことが可能なのです。

意志の力に頼らず、外側(身体)から物理的にハックする。これこそが確実なアプローチです。ここからは、具体的な3つのハックを紹介します。

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東大教授「やる気を出す方法を考えるのはムダ」――結局 "とりあえず動けば" 勉強は進んでいく。

ハック1:【朝の無気力・仕事の初動に】脳の覚醒スイッチを入れる「5秒スクワット」

仕事のやる気を出すためにオフィスで5秒スクワットをする男性

「とにかく身体が重くて、作業に取り掛かれない!」在宅勤務などで仕事のスイッチが入らないときは、下半身の大きな筋肉を動かす「スクワット」が効果的です。

◇やり方

その場でゆっくり腰を落とし、5秒かけてスクワットを1回行ないます。余裕があれば、そのまま数回繰り返しましょう。

◇なぜ効くのか?

ストレッチやスクワットなどの筋トレは、やる気に関係する脳の「線条体」という部分を活性化する効果があります。*1

さらに、運動によって「BDNF(脳由来神経栄養因子)」と呼ばれる物質が微量に分泌されます。これは"脳の肥料"とも呼ばれ、脳を覚醒させる重要な役割を持っています。*2


たった数秒のスクワットでも、脳に栄養と血液を送り込み、強制的に「活動モード」へと切り替えることができるのです。

ハック2:【嫌な作業・在宅勤務の切り替えに】脳をポジティブに誤認させる「スマイル・フェイク」

口角を上げるスマイル・フェイクで脳をポジティブにする女性

嫌で仕方がない作業をしていると、気持ちは沈み、作業もはかどらなくなるもの。そんなときは、「口角を上げる」と気持ちを切り替えられるかもしれません。

◇やり方

軽く口角を上げて、ニッコリとした表情を作り、10秒キープします。

◇なぜ効くのか?

心理学の「顔面フィードバック仮説」に基づくアプローチです。ほほえむような口のかたちを維持しながら漫画を読むと、より面白く感じられることが示されています。*3

つまり、口角を上げるだけで、脳は「いまは楽しい状況なんだな」と勘違いし、ドーパミン(快楽物質)などのポジティブな神経伝達物質を刺激して、気持ちを調整しようとするのです。

ハック3:【イライラする・動く気力すらない時に】自律神経を整える「ガムのリズム咀嚼」

デスクワーク中にガムを噛んで自律神経を整えるビジネスパーソン

「やる気は出ないけれど、立ち上がってスクワットをする気力すらない……」そんな限界のときに試してほしいのが、「ガムをかむ」という方法。食べるだけなので、座ったまま最も気軽に実践できます。

◇やり方

作業を始める直前にガムをかみ始めます。一定のリズムで「かむ」という動作を続けるのがポイントです。

◇なぜ効くのか?

順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏によれば、ガムをかむと脳への血流がよくなり、リラックス状態をつくる脳のアルファ波も増えます。つまり、副交感神経の働きを高め、自律神経を安定させる効果が期待できるのです。

プロ野球選手が試合中にガムをかんでいるのを見たことはありませんか? 小林氏によれば、彼らはガムをかむことで「脳を活性化(覚醒)させながら平常心(安定)を保っている」といいます。*4


「やりたくない」「イライラする」という気持ちにとらわれたら、何も考えずにガムをかみましょう。それだけで心が落ち着き、自然と仕事モードに入りやすくなります。

番外編:【プレッシャー・不安な時に】脳を「強気モード」にするパワーポーズ

プレッシャーを跳ね返すパワーポーズ(ワンダーウーマンのポーズ)をとる女性

「やらなきゃいけないのはわかっているけど、どうしても自信が出ない、嫌な仕事を乗り切れる気がしない……」そんなときは、立ち上がって「パワーポーズ」をとってみましょう。

◇やり方

両手を腰に当てて胸を張る「ワンダーウーマンのポーズ」や、両手を高く突き上げるガッツポーズなど、身体を大きく広げた力強い姿勢を2分間キープします。

◇なぜ効くのか?

社会心理学者のエイミー・カディ氏らが提唱したこのポーズ。ホルモン値への影響については科学的な議論が続いていますが、カディ氏はメタ解析などにより、「主観的な自信や、力強さを感じるという『心理的な効果』には間違いなくプラスの影響がある」と主張しています。*5 *6


「自分は力強い」という姿勢をとるだけで、脳がその姿勢に引っ張られて前向きな感情を生み出してくれるのです。

📝 [実践]編集部で全部やってみた!

「5秒スクワット」:これは個人差が大きいかもしれません。普段から体を動かす習慣のある人は、割とくっきりとやる気が出るようです。運動習慣のない人は、10秒くらいのイメージでやると良いかもしれません。ある編集部員は5分やってましたが、それはやりすぎ😁

「スマイル・フェイク」:午後、どうしても避けられない面倒な書類作業の前に、PCの前で大きくにっこりしてみる。これはおおむね高評価でした。口を揃えて「やってる仕事が楽しいような気がしてきた」という感想。「笑顔になると、自然と楽しかったことや、楽しいときの感覚がよみがえってくる」とはある部員の談。つまらない仕事(失礼!)でも楽しい気がしてくるのはまさに「脳をハックしている」感覚です。これは◎!

「ガムのリズム咀嚼」:どうにも体や頭が動かなくなる夕方や夜に試してもらいました。これも個人差がありました。ガムが得意・不得意という違いもあるかもしれません。また、あまり疲れすぎている場合は、ガムを噛んでもダメでした。逆にガムを噛んでダメなら「もう今日の仕事はやめる!」という基準になるかもしれません。

「パワーポーズ」:一時期流行ったこのパワーポーズ。「スマイル・フェイク」の全身版といったところ。ホルモンの分泌は「ない」という結果が出ているため半信半疑ではありますが、スマイル・フェイクと同程度の効果があるように感じました。ただ、社内でやると恥ずかしい!という問題も発生。リモートでひっそりやるのがいいかも?

***

やる気は、待っていても空から降ってはきません。「心」をコントロールしたいなら、まずは「身体」を動かすのが一番の近道です。どれもその場で数秒から数分でできるものばかり。自分が無理なくできる方法を選んで実践してみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 仕事のやる気が出ないときは、まず何をすべきですか?

「気合い」を入れるのではなく、まずは「身体を動かす」のが正解です。5秒間のスクワットなど、身体から物理的にアプローチすることで脳のスイッチを強制起動できます。

Q. なぜ体を動かすとやる気が出るのですか?

脳と身体は密接に連動しているためです。運動によって脳の「線条体」が活性化し、覚醒を促す脳内物質(BDNFなど)が分泌されることで、自然とやる気が生まれます。

Q. デスクワーク中、座ったままやる気を出す方法はありますか?

口角を10秒上げる「スマイル・フェイク」や、一定のリズムで「ガムをかむ」方法が効果的です。これらは自律神経を整え、脳をポジティブな状態へ瞬時に導きます。

【ライタープロフィール】
柴田香織

大学では心理学を専攻。常に独学で新しいことの学習にチャレンジしており、現在はIllustratorや中国語を勉強中。効率的な勉強法やノート術を日々実践しており、実際に高校3年分の日本史・世界史・地理の学び直しを1年間で完了した。自分で試して検証する実践報告記事が得意。




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