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「Z世代の部下が何を考えているのかわからない……」と悩む上司が知るといい7つのこと

頭を抱えている上司のイメージ

ジェネレーションギャップの問題はいまに始まったことではありませんが、上に立つ者の多くがいわゆるX世代やY世代であり、若手がZ世代であるいま、「Z世代の部下や後輩が考えていることがよくわからず、扱いに困っている……」という上司も多いでしょう。他者と良好な関係性を築くには、まずなにより相手を知る必要があります。主にZ世代の若手社員の研修を手がける北宏志さんに、Z世代の特徴について聞きました。

構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人

【プロフィール】
北宏志(きた・こうじ)
1983年8月9日生まれ、北海道出身。人材育成コンサルタント。株式会社ポールスターコミュニケーションズ代表取締役。大学卒業後、立命館大学に関係する中高一貫校で社会科教諭として6年間勤務。その後、「ララちゃんランドセル」を製造・販売する株式会社羅羅屋に転職。中国での3年間の駐在中は経営幹部として部下80名を束ね、中国国内の売上を3年間で9.7倍に拡大させ黒字化させる。帰国後、日本とアジアの架け橋となって教育をよりよくしていきたいという思いから、人材育成コンサルタントとして独立。Z世代の若手社員の研修を中心に全国35都道府県で600回以上の登壇実績をもち、これまでの受講生は1万7000名を超える。受講者のやる気スイッチを入れる熱血講師として定評があり、「研修業界の松岡修造」の異名ももつ。大手企業や各種団体から依頼される研修・セミナーのリピート率は90%を超える。著書に『ビビリの人生が変わる 逆転の仕事術』(三才ブックス)がある。

【ライタープロフィール】
清家茂樹(せいけ・しげき)
1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。

Z世代は、「察する」ことが苦手

Z世代の特徴はさまざまですが、ひとつに「情報収集力が高い」ことが挙げられます。生まれたときからインターネットがあるのが日常ですから、自分が必要だと思う情報のキャッチアップを得意としています。

また、そのように幼い頃から多種多様な情報に触れてきた経験から、「自分はこう思う」「将来はこうありたい」といった自分の考えをきちんともてているという側面もあります。

そのように得意なことやいい面もある一方で、もちろんZ世代にも苦手なことがあります。代表的なものが、「空気を読む」「察する」ことです。

40代の私が子どもの頃もそうでしたが、かつては家庭でも学校でも、親や先生、怖い先輩などから理不尽に怒られることがよくありました。もちろん、社会に出てからも同様です。「いいから言われたことをやっておけ」と、上司や先輩から指示されるままに仕事をこなしたものです。そのなかで、「このような状況ではこうしたほうがいい」「上司にはこういう意図があるのだろう」といったふうに、察する力が培われたのです。

一方のZ世代の場合、社会の風潮が大きく変わり、多くはそのような理不尽を経験していません。そのために、空気を読んだり察したりすることが苦手なのです。

Z世代は「察する」ことが苦手だと語る北宏志さん

自分の「当たり前」を言語化して伝える

こういったことが背景となり、X世代やY世代の上司とZ世代の部下のあいだでは認識の齟齬が頻繁に起こります。

具体例を挙げてみましょう。上司が部下に対して「来週の月曜日までに営業資料を提出するように」と指示しました。しかし、指示をした週の金曜日になっても部下からはなんの報告もなく、上司はイライラし始めます。

この上司には「普通はこうだろう」という「当たり前」があり、「月曜日が提出期限だと言われたら、前週の金曜日の昼頃くらいにはどのような状況になっているのか報告や相談をしてくるものだ」と考えているのです。

そうして金曜日に「あれ、どうなってる?」と部下に聞いても、察することが苦手な部下は、「え、月曜日に出せばいいんですよね?」と面食らうだけ。もちろん、部下にはまったく悪気はありません。こういったトラブルが多くの企業で起こっているのです。

このような事態を防ぐには、上司は自分にとっての「当たり前」をきちんと言語化しなければなりません。このケースであれば、「最終の提出期限は来週の月曜日だけど、今週の金曜日の昼頃には叩き台をいったん見せてよ」「それなら修正点があっても余裕をもって月曜日に提出できるだろう」と、なにをしてほしいのかを1から10まで伝えるのです。

自分の「当たり前」を言語化して伝えることについて語る北宏志さん

そもそも部下のことを知ろうとしているか?

ほかにも、このようなトラブルを防ぐ方法があります。それは、部下を知ること。部下の考えや特徴を知ることができれば、それぞれに対する最適なコミュニケーションの仕方が見えてくるからです。

冒頭でお伝えしたように、Z世代の多くは自分の考えをきちんともっています。ですから「部下の考えがわからない」という上司は、ただ単に自分が部下をわかろうとしていないだけというのもよく見られるケースです。

ジェネレーションギャップはあって当たり前なのですから、そのギャップを少しでも埋めていくために、「部下はどのような考えをもっているのだろう?」と興味をもって知ろうとしてください。

そして、そのときにはここまで伝えたことをある意味で忘れてほしいとも思います。「Z世代は情報収集力が高い」「Z世代は察するのが苦手」といったことも、あくまでも全般的な傾向に過ぎず、全員に当てはまるものではありません。ですから、個人としての部下それぞれにきちんと目を向けて、部下を知るのです。

みなさんは、そうできていますか? 以下は、私のリーダーシップ研修やマネジメント研修で使う「部下・後輩育成チェックシート」の項目です。みなさんの部下について、これらの項目を埋めてみましょう。

  1. 氏名(フルネーム)
  2. 入社(転職)の動機
  3. 将来の夢や目標(公私を問わず)
  4. 現在の関心事(公私を問わず)
  5. 休みの日の過ごし方
  6. 現在の悩み(公私を問わず)
  7. 仕事のモチベーション

部下・後輩育成チェックシート

きちんと埋められましたか? 実際の研修では、部下のプライベートの過ごし方や関心事、悩みはおろか、なかにはフルネームすら書けない人だって少なくありません。部下の立場から考えてみてください。自分のことをほとんど知らない、知ろうともしない上司に対して、「自分を成長させてくれる人だ」「ついて行って、少しでも力になろう」などと考えるでしょうか?

逆に言えば、「上司は自分のことをわかろうとしてくれている」と部下が感じるだけでも、両者の心理的距離は縮まって関係はいい方向に向かい始めますから、先の例のようなコミュニケーション不全によるトラブルはずっと少なくなるのです。

「Z世代の部下が何を考えているのかわからない……」と悩む上司が知るといい7つのことについてお話しくださった北宏志さん

【北宏志さん ほかのインタビュー記事はこちら】
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