1. まえがき
天体撮影記 第212夜は、徳島県の美波町日和佐浦にある大浜海岸から立島神社の鳥居と夜明けの天の川をお送り致します。
遂に待ちわびていた夜明けの天の川が昇る時期となりました。
今回の場所は昨年から気になっていた大浜海岸にある立島(たつしま)神社の鳥居と昇る天の川の構図を考えての撮影になります。
ちなみにですが鳥居と天の川の組み合わせは、これまでは様々な場所で撮影してきました。
大浜海岸はウミガメの産卵地としても知られており、5月20日から8月20日までは立入禁止の区域が設けられている場所になります。


天気図参考は気象庁|の天気図より
この週はかなり強い寒気が入り込み、徳島県の鳴門ですら雪が積もっている状況でした。
撮影地もうっすらと雪が積もっており、撮影地についた時点でも雪がぱらついていました。しかし、冬型が明け方にかけて弱まることにより、太平洋側である徳島県の南部の方は晴れ間が広がりました。
2. 徳島県 日和佐 大浜海岸 立島神社の鳥居と夜明けの天の川

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
早朝の4時30分、ずっと降っていた雪もいつの間にかに止んでおり地面にうっすらと雪が残っています。

[焦点距離:22mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
駐車場から少し歩いた場所にある大浜海岸の立島神社の鳥居、天の川はちょうどその右側から昇ってきます。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
左手に見える灯台は阿瀬比ノ鼻灯台になります。灯台以外には海岸周りで大きな明かりはなく、大変暗い夜空が広がっています。

[焦点距離:23mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
昔は鳥居がある立島まで干潮の時に渡れたらしいですが、現在は船でしか渡れないそうです。

[焦点距離:23mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
撮影を開始して、30分ほどでだんだんと空が白み始めて来ました。この時期の天の川の撮影時間は1時間ほどで、天の川が見え始めたらすぐに空が白み始めて来ます。
夜明けの横たわる天の川、薄明の空の色が混ざり合いこの時期しか見れない美しい風景が広がります。

[焦点距離:23mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
港を出る漁船の灯りで照らされた鳥居、時たま早朝の漁に出る漁船の灯りが入ります。

[焦点距離:23mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
立島神社の鳥居と天の川の構図は2月か3月の明け方しか狙う事が出来ません。

[焦点距離:15mm /絞り値: F2.8 / シャッタースピード:15s/ ISO: 6400]
夜明けの美しい空が広がります。この風景を見てるだけでも幸せな気持ちになれるぐらい綺麗な景色でした。
3. 大浜海岸の空の暗さ

光害Mapがリニューアルされていました。空の明るさはSQMだと21.56で日和佐の街中近くということで若干数値的に悪くなっています。しかし東の空は暗く天の川を肉眼でも観測することができます。ただ西側、北側は街明かりの光害を若干受けますが、空自体は十分に暗いです。
4. あとがき
以前から気になっていました大浜海岸 立島神社の鳥居と夜明けの天の川を今回無事に撮影する事が出来ました。構図的にも鳥居がある立島の真横に天の川が昇る構図で撮影できる場所です。
ただ、駐車場から若干離れたところにあるのと徳島市から高速がなく一般道で1時間ほどかかる場所なのが難点です。
徳島県南部は星空としては十分に観光資源となるぐらいの空の暗さが広がっていますが、高速道路や他の交通手段の弱さを感じますね。
特に高速道路については徳島県の南部まで延伸されればだいぶ行きやすくなるとは思います。
次回はこの次の日に訪れた同じく徳島県南部での天体撮影記をお送り致します。
5. 勝手に撮影地評価
撮影地の環境:☆
空の暗さ:☆☆☆☆
撮影地は駐車場から離れた位置にあります。公衆トイレや自動販売機もあり、コンビニも車で3分ぐらいあるので過ごしやすいところではあります。ただ、5月20日から8月24日はウミガメ保護のためこの付近は立入禁止となるので注意が必要です。
6. 使用機材